ゲーム:鳥類弁護士の事件簿

8時間くらいのプレイでした。

「逆転裁判」に影響を受けた作品とのことで、探索パートと裁判パートに分かれるシステムは同じですが、舞台背景やシナリオの雰囲気はかなり違います。舞台をパリとして、時代背景も昔にしているのがかなり活かされていてとても楽しみました。逆転裁判と同じというのを意識しすぎるとちょっと違うとも思われるかもしれませんね。

とにかく主人公の相棒であるスパロウソンの性格がとても好きです。あんな相棒が現実にもいてくれたら…。ゲーム終盤はスパロウソンを第一に考えて選択肢を選んでました。

ゲーム音楽やキャラクターデザインがチグハグするように見えて、実際にプレイするとマッチするのが不思議です。どうしても「逆転裁判」という触れ込みから入ったので、あの独特な電子音がイメージにありました。なので、はじめは、「え?クラシックなの?」という感じだったのですが、キャラクターの会話を見ているとBGMとして馴染んできます、不思議。

キャラクターも「人間」というのが出ないところも面白いです。キャラクターは鳥類だったり他の動物だったり、まさに謝肉祭という感じ。会話パートも口が動くだけで表情差分があるわけじゃないのに、会話を見ていると笑っていたり、悲しんだり、馬鹿にしていたりするように見えてきます。日本語訳の人がかなり自然に見えるように翻訳してくれているんでしょうね。

なかなか長時間ゲームできる時間が確保できないので、ほどほどの時間設定でできるのが嬉しいです。逆転裁判も1本やろうとするとそれなりに時間がかかってしまうので…。

プレイ時間だけから見ると値段としては少し高めというレビューもあるのですが、楽しめたのであまり気にはなりませんでした。勧善懲悪というか、ゲームとして必ずグッドエンドとかトゥルーエンドといった明確な結末があるべき、という人には少し物足りないと思うかもしれません。

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