【兎草子】スナイパーも育成する米国(24/07/14)
トランプ氏銃撃事件
トランプ氏が撃たれるというニュースは衝撃的ですが、それ以上に撃たれた弾丸が耳に当たっても支えながらも支持者を鼓舞するポーズをとりながら自力で車に乗り込む姿は彼の悪運の強さを感じました。頭の脇をかすめながら弾丸が飛んでいったわけで、全く別の結果だってあったわけですから。
それに、犯人は100メートル以上離れた建物の屋上からライフルで狙ったとのこと。いやいやゴルゴ13を連想させるスナイパーですね。もっとも、プロのスナイパーは数百メートル以上先の標的を狙えるらしいですが。犯人は20歳の若者とか。スナイパーと言えば訓練を受けたそれ相応の年の人というイメージもありますが、さすが銃の国米国。若くてもライフルでそれだけの距離の標的を狙えるのですね。
米国大統領や大統領候補は、ケネディ暗殺に代表されるように、ずっと暗殺の危険に晒されてきたわけですが、近年そういうことがなかったために、もしかしたら警備に緩みがあったのかもしれません。とはいえ、安倍元総理の時もそうですが、選挙戦の最中は有権者といかに近くで触れ合うか、語りかけるかが重要なので、警備の方法にも限界があるということなのかもしれません。
そういえば、安倍元首相の銃撃事件や岸田総理への襲撃の後、日本の総理大臣や重要人物に対する警護強化の話がありましたが、あれはどうなったのでしょうか。最近全く話を聞かないような。つばさの党の選挙妨害やNHK党の選挙掲示板ジャック対策より、そちらのほうをきちんとしておかないと、まずいのではないかと。
日本はふだん比較的治安がいいだけに、常日頃から公安にマークされていない一般人が凶悪犯罪起こそうと思ったらハードル低いっていうことはあるような気がします。
のんきなウクライナ支援はいかがなものか
公明党山口代表がカンボジアを訪問、日本の地雷除去技術をウクライナに提供することを支援すると。おいおい、先日上川外相がカンボジアでそういう表明をしたばかりなのに、その二番煎じはなんなのでしょう。
そもそも、ウクライナがいま必要としているのは、地雷除去とか復興といった将来の話ではなくて、今の侵略戦争を耐え抜き、跳ね返すための支援だと思います。将来の話を約束するのも悪くはないですが、その前にやるべきことを日本として考えていただきたいものです。武器が送れないとしても、破壊されたインフラ復旧に必要な資材、技術、医療器具や薬など、さまざまな物資の購入に必要な金の工面・支援、まずはそちらに力を入れていただきたいものです。
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