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日記_25

クエスト制度のドラフト締切だったので、海外ノマド社員を始めたメンバーと壁打ちをした。モニタリング回は1ヶ月の期限付きなので、短期間で前進している実感があるかつ本人がワクワクするテーマを設定する必要がある。

提出された物語の結末はちょっと範囲が広く、達成できた/できないのラインが見えづらくなりそう(モチベ迷子になりそう)だったので、本人の話を一通り聞きつつ、何があればスコンと抜けるのか考えた。

優秀で及第点は当たり前に取れてしまう子だからこそ、やわらかい部分を見つけて外に出したい。結局ヒントは手書きのメモの中にあった。アナログのメモはデジタルにない情報が見つかっていい。筆圧とか、どこの文字の勢いがいいとかね。

最終的に本人がずっとうまくいかないと思っていたところにフォーカスすることにした。試練に立ち向かう時は、やってることが違っても同じように頑張っている同士がいるといい。次に壁打ちするメンバーが同志になるといいな。私は今後セーブポイントで違う切り口を渡せるようにリサーチしよう。

少し早めに退勤して、夜は本屋さんにお話を聞きに大船駅へ。
買いたい本が溜まっていたので閉店間際に4冊ほど購入。

たまたま「26歳計画」というZINE(さまざまなバックグラウンドを持った世界中の " 26歳 "の言葉が数珠繋ぎされる企画だ)を手にして「誰かにこの本を渡さなきゃ」という気持ちになった。

そうか、今日話したメンバーにぴったりなんだ。12月に一度帰国するらしいので読み終えたら送ろう。勝手にやっているだけだけど、これは初めての選書体験かもしれない。

本屋さんの閉店作業を眺めてごはん。
私は尊敬する人の前だと緊張して言葉が渋滞する。
あっちこっち跳ね返る暴れ馬のような私の話をしっかり受け止めて、知らなかった仕組みの話や、本屋を営むことの難しさ、本棚間への感想を伝えてくれた。ありがたいことに、どんなふうに応援してくれるか、も。

文フリの収穫も紹介した。
パラパラとめくりながら「何か」を確認している。この何か、が知りたいと思った。10冊ほど見てもらって「この本はうちで扱えるかも」と写真を撮っていたのは友人のエッセイだった。え、この子の本、この本屋に並ぶかもしれないの?友人の本が本屋さんの目に留まったことが誇らしかった。

またご飯いきましょうね、と約束して解散。
勇気を出してメールしてみてよかった。
ZINEが完成したら見てもらおう。あの人の「何か」に引っ掛かるといいな。

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