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日記_44

冷蔵庫を作り置きで満タンにして、午後は読書の時間にした。
週末は土曜午前に買い出し、日曜の昼ごろ作り置きと軽く掃除、午後は近所のカフェで本を読む、というルーティンで過ごすことが多い。

週末に移動や予定が入って一度スキップすると途端に台所に向かうのが面倒になるけど(基本的に家事が苦手だ)、今年はなんとか乗り切った、という感じ。

一人暮らしの経験がないので、この状態になるだけでも10年かかった。結婚するまで「買い物をしないと冷蔵庫が空っぽになることを知らなかった」というのが私のお決まりのエピソード。

周りの人が経験していることは、深く考えずに一回やっておいた方が人生あたふたせずに済むんだと思う。

1時間半ほどカフェで昨日買った日記本を読む。僕のマリさんの「実験と回復」。
食べること飲むこと人と会うことが好きそうな方で、本の中に出て来たお店や本をいくつかブックマークした。

どこか親近感を持つエピソードが多く、同じシェアハウスに住んでも仲良くやっていけそうな人だなあ、と思う。人柄が分かると他の本にもグッと興味が沸くので、物書きの人には1冊ずつでも日記本を出してほしい。

カフェの閉店時間が来てしまったので毛布を抱えてコインランドリーへ。カフェにいるうちに洗濯物を回さなかったのは、読書の時間が延びるから。待ち時間があるから、もう1時間半ぐらい読める。

コインランドリーに本を持ち込むのって映画のワンシーンみたいでワクワクする。洗濯洗剤の、強制的で人工的な香りに包まれながら残りのページを読んだ。

穏やか(に本だけ読むと感じる)な生活の中に、ちょっとしたアクシデントがスパイスのように訪れる。忙しすぎると見逃してしまいそうなアクシデント。

すぐに生活が大味になる自分には「次の休みはこう過ごしてみよう」と思わされる、きちんと咀嚼された生活を送られている方だなと思った。
来年は仕事の領域にプライベートを進出させて、もっと毎日を味わえるようになりたい。

スクールの振り込み案内が来た。まとまった金額なので、税金の一括納付ぐらい緊張する。

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