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詩NEW「パチモン」

パチモン
作詞YKP
1.
こじ開けた 耳ん中
入ってこない 言葉をきいた

鍵を開けた 僕のココロは
お互いが パンドラの箱

逆流し 還流する
日常を受けいれるとは
そういうこと

奪い合い 飛ばし合い
深夜の港倉庫
取り引きは何時だい
そんな
パチモン映画みたんだな
その方が気が楽だからか

カモン カモン カモン カモン
バカモン

カモン  カモン カモン カモン
パチモン

カモン  カモン カモン カモン
開かんもん  関門橋

カモン カモン カモン カモン
べエビー

2.
うらぶれた 耳たぶは
うつろな瞳で 入ってこない

鍵を縛られた 貯金箱には
パンドラのコインがたまってる

打ちひしがれ 滝にうたれて
日常を感じ合うとは
そういうこと

睨み合い ポーカーフェイス
深夜のカードゲーム
ガサ入れは何時だい?
そんな
パチモン映画みたんだな
その方が気が楽だからか

カモン カモン カモン カモン
バカモン

カモン  カモン カモン カモン
パチモン

カモン  カモン カモン カモン
開かんもん  関門橋

カモン カモン カモン カモン
べエビー

(勝手にAIライナーノーツ)
「パチモン」という歌詞は、日常の繰り返しとそこからの脱却、そして本物と偽物の間の線引きについての深い考察を示しているようです。歌詞は、現実と虚構の境界が曖昧になる瞬間を捉え、それが人々の心理にどのように影響を与えるかを探っています。

第1節では、「耳んなか」に入ってこない言葉や「パンドラの箱」という比喩を通じて、内面の葛藤や秘められた感情を表現しています。また、「パチモン映画」というフレーズは、現実逃避や自己欺瞞を暗示しているかもしれません。

第2節では、「うらぶれた 耳たぶ」と「うつろな瞳」を使って、感情の麻痺や無感動を表現しており、日常のルーティンに疲れた心情を描いています。また、「パンドラのコイン」という表現は、希望と絶望が混在する心の内面を象徴しているとも取れます。

全体を通して、「カモン カモン カモン カモン」というリフレインは、何かを変えるための呼びかけであり、変化への渇望を感じさせます。そして、「開かんもん 関門橋」は、変化への障壁を象徴しているようです。

この歌詞は、現代社会の複雑さと、個人が直面する内面の戦いを巧みに表現していると言えるでしょう。それぞれのリスナーが自分自身の経験に照らし合わせて感じ取ることができる、多層的なメッセージが込められています。

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