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「筋トレで日本の高齢者の体力を世界一に」森部昌広さん

地理の高校教師をされていた頃から、部活動指導を通じて独自の筋トレ方法を考案し、多くの部活やスポーツ選手たちをサポートして世界に送り出して来られた森部昌広さん。その活躍の背景をお伺いしました。

プロフィール
出身地   福岡県
活動地域   福岡県を中心に
経歴   
九州共立大学経済学部特別客員准教授スポーツビジネス領域主任
一般社団法人全日本コンディショニングコーチ協会代表理事
スポーツやフィットネスに関わる人材を育成しつつ、ビジネス面での支援にも尽力。各種メディアや関連イベントへの出演依頼も多い。
現在の職業および活動   株式会社ゲット専務取締役、全日本コンディショニングコーチ協会理事長、九州共立大学経済学部特別客員准教授
座右の銘   筋トレは世界を救う

日本の高齢者の体力を世界一にする

Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?

森部   昌広さん(以下  森部   敬称略)   私は筋トレで日本の高齢者の体力を世界一にしたいと思っています。

   来年は何の年か知っていますか?日本の女性の過半数が50歳を超える年です。少子高齢化が更に進んでいき、日本という国の存続が危機的状況にあることを示しています。まずはそれを理解することが大切です。

   今でも介護をする人が80万人足りていません。施設も足りていません。それで政府は在宅ケアに舵取りをしかけていますが、そうなると今度はその子どもである働き盛りの人たちが介護に入ることになり、離職者が増えて企業の生産力が落ちてしまいます。そして、皆が大変なのに、お互いの状況に無関心な日本になっています。道で困っている人がいても放っておくことが当たり前な冷たい日本。その状態にビビる必要はありませんが、間違いなく日本は方向性を大きく変えなくてはいけない時に来ていますし、私たちはその準備をしないといけないと思っています。

   そのような中で、一人の日本人として私自身に何ができるのか?となると、それが「筋トレで高齢者の体力をあげて、自分の足で動ける人を増やしていくこと」だと考えています。

   よく「歩いたら健康になる」と言われていますが、実際周りを見てください。私たちはしょっちゅう歩いていますが、それで健康になった人はいますか?維持もできていませんよね?正確には健康な人が歩いているのであって、歩くだけでは健康になれませんし、維持も難しいのです。それよりも問題は、年を取っていくと自分の体が重くて自分で支えらなくなってしまうことです。それで転んだり体を痛めてしまうので、筋トレをして転ばない体力をつけていくことが大事です。筋トレは誰でもできますし、1日1分で良いのです。正しく筋トレをすれば自分で動ける体力を維持または向上させることも可能であり、健康寿命が延びて、社会が元気になります。

「日本の高齢者は凄い!只者ではない!」ということを世界に発信していきたいです。

やり続ける仲間を育てる

Q:「日本の高齢者の体力を世界一にする」という夢やビジョンへ向けてどのような目標や計画を立てていますか?

森部   私が考えているコンセプトを仲間に共有したいと思っています。私が立ち上げた一般社団法人全日本コンディショニングコーチ協会が来年で10周年になります。10周年記念イベントの時に、10年間の感謝を申し述べるとともに、日本が今後どうなっていくのか、そこに対して私がどういう使命を感じているのかを含む所信を表明したいと思っています。

   そして、今も私が現役で指導していますが、この分野における人材の人財化を進めて、使命を継いで実践し続けてくれる仲間というか同志を育てていきたいです。人間には寿命という制限があるので、継いでいってくれる人がいないと絶えてしまいます。ただ頭数を揃えるのではなく、「この人だからこそ」という人をどれだけ増やせるのかが鍵です。その条件は「どんなことがあってもやり続けること」それだけです。誰だってうまくいかないこともパフォーマンスが落ちることもあります。それでもやり続ける覚悟を持てるのか?そんな人を引き寄せられるのかが、今の私のテーマです。

自分が現役で輝き続ける

Q:その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような基本活動をしていますか?

森部   私自身が現役で輝き続けることです。今年で55歳になりました。平成が終わり、令和のミドルエイジがこうあるべきというモデルになれたら良いなと思っています。

   それを可能にするのが筋トレです。筋トレを続けると、できることがどんどん増えていきます。昨日5回しかできなかったことが、今日は6回できるようになったとか。今までできなかったことができるようになるのは誰でも一番楽しいことでしょう。

   逆にやらなくなると、あっという間にできなくなります。筋トレの良さは、運動の得意不得意に関係なく、継続さえすれば誰にでもできることです。ただ、正しい筋トレをしないと怪我につながり、余計なことをしてしまったとネガティブになってやらなくなるので、根拠のある正しい筋トレを知って実践していって欲しいです。

街中を歩く弱っている人たちを見て

Q:「日本の高齢者の体力を世界一にする」という夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

森部   元々は高校教師だったのですが、部活指導に関わって運動指導の方が楽しくなって教師を辞めたんです。その後、トレーニング好きが長じて独自のメソッドをいくつも編み出しました。これまでに全部で200チームくらいの部活に関わったのですが、その内の90%を全国大会に送り出しました。どんな選手やチームでも指導したら必ず強くできるという自信はあったのですが、一般社会に目を向けると、ヨロヨロと歩いている人たちや動きのおかしな人たちがたくさん目につきました。それを見て自分に何かできることはないかと思うようになりました。

   そんな時に70歳の女性が私のジムに入会したいと来られたのです。その女性は腰が痛いからマッサージをして欲しいと言いましたが、私は「その前に筋トレしましょう!」と言い切りました。最初は、「こんなババさんが筋トレなんて…」という感じだった彼女も、習慣的にトレーニングをしていく内に驚くほどパワフルになりました。80歳になられた今でも現役の介護職員ですし、筋トレもうちのインストラクターよりも頑張っています(笑)。こんな年齢の人でも筋トレをすればここまで変わるんだという実例をサポートできたことが確信になり、もっと広めていこうと思いました。

   段々と、テレビやラジオの出演依頼も増え、高齢者向けの健康教室の依頼が頻繁に来るようになりました。とは言え、私のコメントは正直かなり毒舌です(笑)。自信があるからというのもありますが、そのくらいハッキリものを言って皆にインパクトを残さないと気づきませんからね。そんなだから当初は健康教室もすぐに打ち切りになると思っていたのですが、継続の依頼が来た時は驚くと同時に嬉しかったですね。「ありがとう」と感謝の言葉もたくさんいただき、行政レベルでもリピーターが増えていきました。老若男女問わず、参加者の方々に元気になって喜んでいただけるのが一番の喜びです。

日本のために使命を果たしたい

Q:「街中を歩く弱っている人たちを見て」という発見の背景には何があったのですか?

森部   日本が好きっていう気持ちでしょうか。来年2回目の東京オリンピックですが、私は1回目の東京オリンピックの年に生まれました。それも影響があるのか、なんで日本人として生まれてきたのだろう?自分に何かできることはないか?と考えるんです。日本のために自分の使命を果たしたいのです。

   でも、昔はもっと自分中心で、自分の仕事に対して収入が見合わないと文句を言っていましたね。けれど、当たり前のことですが1人では生きていけませんし、見えないところで周りの方々や社会から援助も受けていますし、日本を超えて世界の国々の人たちも関わっています。その中で色々な方々とのご縁があって、今の私がいます。誰でも人は生かされているということですね。

   と、そんな偉そうなことを言っていますが、内心はすごくビビりです(笑)。特に人が死ぬことに対してですね。人間は失うことを恐れるものですし、喪失感には誰もが向き合っていかないといけません。向き合う中で、自分なりの生きた証と言いますか、何か後世に残せるものがあれば良いなと思っています。それで、いつも人と逆のことを考えたり、「なんでこうなるのか?」と疑問をもって根拠を徹底的に考えて、失敗しないように心がけています。実は、筋トレも最初は自分が好きでやっていただけなんですけど、教わった通りにやっていたら体を痛めてしまい、よくよく調べていくと物理的にも生理学的にもおかしい筋トレ方法が当たり前のように行われていることがわかりました。そこから怪我をしない独自の方法を編み出すようになったんです。

   平成から令和になって天皇陛下も即位し、時代が変わったのを感じています。良いものがあって自分が責任を取れるものなら自信たっぷりに伝えたい。私にとってはそれが筋トレです。

「筋トレは世界を救う」

これからも日本のために自分の使命を果たしていきたいです。

読者への一言メッセージ

森部   筋トレをしましょう。

記者   徹底的に根拠を追及して、正しい筋トレを伝えることで、日本の高齢者を元気にしていこうと、自らの使命を全うされる姿に感動しました。やり続ける力は日本の精神そのものですね。本日は貴重なお話をありがとうございます。

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森部さんの詳細情報はこちら↓↓

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【編集後記】
今回インタビューを担当した小水と清水です。
森部さんにとって、自分=日本なのだと感じました。だから自然と日本のため、人のためと考え、行動される。そして日本を失わないために自らの使命を全うされようとする姿勢は、今は失われつつある日本の精神そのものだと思いました。
失うことに対する美しさも見出した時、森部の可能性がさらに広がっていき、筋トレで世界中に元気な人たちが溢れる明るい未来が見えました!
森部さんの今後の益々のご活躍を応援しています!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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