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みんな、カテゴライズするの好きだよね〜。カテゴライズは便利だが、裏側にあるステレオタイプに注意したい

例えば、ベンチャー企業、スタートアップ、大企業、中小企業など、私たちは企業を従業員数や規模感によって大まかに分けています。

他にも、GAFAやBATH、(左二つに比べるとちょっと見劣りするが)電博など、企業名の頭文字を使用して、時代のリーダーやその界隈のトップをカテゴライズすることもある。

また、P&Gマフィアや元リクなど(近頃DeNA出身の起業家をDeNAマフィアと呼ぶらしい)、企業名を冠する呼び方もあったり。

大学もそうですよね。旧帝大、早慶上理、MARCH、関関同立など。

メディアが作った言葉、例えば、草食系男子、ジャニヲタ、女社長、エンジェル投資家、ホームレスなんかもそれに当たるのかな。

アイドルグループのファンもそうか。あらしっく、ARMY(アーミー)、WithU(ウィジュー)、おひさまなどなど。

カテゴライズするメリットとは?

1. コミュニケーションが円滑になる

意思疎通を図る際に、カテゴライズされた名称を用いると話が楽になることはありますよね。

友人に会社名を伝えて、友人がピンと来ていないと察した時は、「いわゆるスタートアップだよ」と補足するなど。

2. ラベリングになる

「自分の所属」を相手に伝えてあげることで、相手の頭の中で「〜〜さんは、ベンチャーで働いている人」と覚えてもらえる。

人は無意識に他人に「ラベルを貼る」と私は思っています。そのラベルに「ベンチャー企業」や「元リク」などと書くものだと。

3. 名刺になる

自分が何者であるか、社会的な証明になることもあるでしょう。

ちょっと古い例えですが、
娘が連れてきた結婚相手の男性が「大企業」に所属していたら、親は安心するでしょうね。

カテゴライズする裏側には、「ステレオタイプ」が存在する

そうしたカテゴライズができるということは、良くも悪くも突出した存在であると言えます。

それら突出した存在はカテゴライズされ、その呼称を聞くことで人は良し悪しの判断をする、と。

そして、その判断の裏側には無意識的な「ステレオタイプ」があるように感じます。

「◯◯さんは、女社長である」

(社長が女性って珍しいよね)← 瞬間的な人の頭の中

「女社長か、すご!」

「私の彼氏、俗いうベンチャーで働いてるんだよね」

(ベンチャーってことは、もしかしてブラック・・?)

「彼氏さん、平日の帰り、やっぱ遅いの?」

みたいな感じに、上記のように太文字の部分=ステレオタイプがあるから、会話ややりとりにおける質問が次々と湧いてきたりするわけで。

カテゴライズするのは便利です。もちろん私も使ってます。

ただ、その裏側に存在するステレオタイプが、あまりにも偏った考えでないかは注意したいなと思った今日この頃です。

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