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プロテストソング(抗議の歌)

皆さんもご存知かとは思いますが、先日アメリカミネソタ州の州都、ミネアポリスにてとても痛ましい事件がおきました。白人警官による不当な暴力により黒人男性が命を落としてしまったあの事件。もうwikiもありますね。全米で暴動が起こっているようです。

今回なぜいきなりこんな話をブッ込んだかというと、ブラックカルチャーに影響を少なからず受けた自分としてはどうしても見過ごすことが出来なかったというのもありますが、ブラックミュージック全体が文化的背景として差別や弾圧、抑圧に対して声をあげていく姿勢や側面がとても強くHIP HOPもその例外に漏れず様々な所謂プロテストソングがあります。

今から30年以上前、80年代後半くらいにアメリカ西海岸にて結成されたあるグループがありました。その頃はまだHIP HOPといえば東海岸ニューヨークのものというものという認識が強かった頃です。

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2015年、16年頃にこのグループを題材にした映画「Straight Outta Compton」が日本でも公開されましたね。見たことない人は見て欲しいです。

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この映画の時代背景としてはグループが結成された80年代後半から90年代前半頃。白人警官の黒人に対する不当な弾圧があったことが所々描かれております。映画なので多少脚色されたところはありますがこういったことは現実で実際に起こっていたことで今に始まったことではないということ。

日本語訳が知りたい方は「fuck the police 日本語訳」と検索すれば出てきます。史実について細かいところまで知りたい方はとにかくググってください。ここで詳しいことを書きたい気持ちもありますがあまりにも長くなりすぎてしまいそうなので割愛します。

タイトルだけ見るととても過激に見えますが、色々背景を知っていただければ彼らがただ単に悪ぶって警察を糾弾しているだけではないということはお判りいただけるかと思いますし、自分も警察組織を無闇やたらめったら批判をするつもりはありませんが、何も悪いことをしていないのに肌の色が黒いというだけで不当な扱いを受けることがこの曲がリリースされてから30年以上経った現代でもまだ起こっているということに強い憤りを感じます。

この「Fuck The Police」という曲は今のこの状況に通ずるところがすごくあると思ったので今回紹介させて頂きました。この記事を見てくれた方がこの曲を聴いて、今回のこの事件についてどのように捉えて考えるかはわかりませんが今回の事件のような分断や差別は一刻も早くなくなることを願うばかりです。

最後にこの曲が収録されたアルバム「Straight Outta Compton」のspotifyのリンクも貼っておきますのでまだ聴いたことがない方はぜひ聴いてみてください。HIP HOP CLASSICとして名高い名曲揃いの傑作です。下手な文章で大変恐縮ではありますが、今回も最後までお読み頂きましてありがとうございました。