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かき氷はフワフワよりガリガリな俺ら

高校生のころ、部室に置いてあったカキ氷機で練習後にかき氷を作った。あの時は、「部活後にカキ氷食ってる俺らイケイケwww」みたいな雰囲気が漂っていて、俺もその雰囲気に首から爪先までどっぷりハマっていた。今思えば恥ずかしい。だけど確かにあのとき食べたカキ氷はうまかった。

今年の夏はコロナコロナと騒がれてはいたものの、BBQも海も行ってまあまあ夏を満喫していた。(スイカも食った)
とは言っても彼女と花火大会に行けたわけでもなく、サマーランドで彼女の水着に鼻の下を伸ばせた訳でもなかった。
という事で、前々から気にはなっていたフワフワカキ氷を2人で食べることにしたのである。

羽田空港に行き、空港内をぶらついてみた。
中には3店舗ほど、フワフワカキ氷屋さんがあったけど、特にこだわりがなかったが苺と抹茶味があるお店に入った。
席に座ると同時にカキ氷を注文して、品がくるまで暇だったから彼女の写真とか撮ってみたりしてた。彼女が窓際に座っていたから逆光でほぼ顔が認識出来てなかった。
世の男性は窓際に女の子を座らせてはいけない。
5分ほどでドデカイカキ氷が届いた。マジででかい。ちょっと引いちゃった。
念願のフワフワドデカ抹茶カキ氷を銀スプーンで食べたけど、まあ旨かった。フワフワでヒヤヒヤで、マチャマチャだった。
彼女は苺を頼んでたから、そっちもフワフワでヒヤヒヤでイチゴイチゴしてるかと思った。
彼女は二口食べて、もう飽きていた。僕も食べてみたが、シロップが少なすぎて、イチゴイチゴしてなかった。酸っぱい氷だった。ビジュアルにこだわりすぎた目の前の大量の酸っぱい氷に彼女はすでに絶望していた。

何が言いたいかと言うと、カキ氷はフワフワだろうが、ガリガリだろうがシロップの量で決まる。
夏祭りで食べた、屋台のおっさんが適当に作って適当にシロップをかけすぎたくらいのカキ氷が結局うまい。食べきれなくて、後半はストロースプーンで吸ってるくらいが1番うまいのである。銀スプーンじゃあだめだめ。

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