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【動物愛護について考える】「ドリームボックス―殺されてゆくペットたち」小林照幸

質問・感想は (8)

こんにちは❗Yokohama Ocean Activitiesのブログ担当です🌊動物愛護・福祉について考える時間を定期的に持つという2022年のプロジェクト第2弾。先月に続き今月も本を読んでみたので感想をまとめます💡

今回読んだ本 「ドリームボックス - 殺されてゆくペットたち -」
作者  小林照幸
発売日 2006/6/1

読了後の気持ち
😞いたたまれない

地方自治体が運営する動物愛護センターに保護される動物たちの、殺処分までのタイムリミットは7日間。処分決行までのステップと、これから起こる悲劇を察した動物たちの挙動が詳細に描写されており、人間の非人道的なおこないに目を覆いたくなります。戸惑いや憤りを感じながらも、心を殺し、それぞれのスタイルで折り合いを付けながら業務をこなすセンター職員たちの姿もリアル。国として強い指針をもたず、自治事務任せの動物行政の現実を垣間見ることができます。


🙂ほっこり

心を殺し、日々処分を淡々と執行する獣医師が、1匹の保護犬との出会いをきっかけに感情を取り戻していく姿が描かれています。動物が人間に与えてくれるポジティブな影響に心がほっこり。人は動物たちからHappyをもらうだけでなく、与えるということにも真摯にとりくんでいかなくてはならないな、と改めて考えさせられます。

こんなことが書いてあります

・保護犬・保護猫が生み出される構造
 -ペット産業
 -行政・動物保護団体・飼い主の関係
・動物愛護センターでの殺処分の具体的な過程
・殺処分手法の歴史

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課題が山積みの日本の動物たちをとりまく環境。ひとりでも多くの方がその課題を認知したり、興味をもつことが、Yokohama Ocean Activitiesが目指すワンコとヒトがハッピーに共生できる社会の実現に近づくと考えています。

公開日:2022年2月21日、noteでの公開日:2022年3月20

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