日本アカデミー賞というか映画

日本アカデミー賞の受賞式が3月6日にあった。私はいつも放送を楽しみにしている。結果ではなく俳優人がドレスアップをしている姿を観るのを。別名『目の保養日』何とも単純な名前。ありがとうございます。はい。本題行きましょう。今回受賞されたのはこちらですどーん!!(丸印されているのが最優秀賞取った人、又は作品)


最優秀助演助演男優賞と女優賞について言いたい。
両者共に『キングダム』のキャストで吉沢亮さんと長澤まさみさんだった。私も『キングダム』観た。確かに、山崎賢人さんが主役であったけど、『あれ、吉沢亮さんが主役?』って思ってしまうくらい良かったし、長澤まさみさんは出演シーンが少ないはずなのに、存在感があったし、思っていたより映画はちゃんと出来ていた。けど、私が日本アカデミー賞の人間だったら、あの中から選ぶとしたら、全部作品をみた上で(実際に観てる)長澤まさみさんと吉沢亮さんを最優秀賞には選ばない。(無論二人とも大好きな役者)
私だったら『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』の綾野剛さんと『人間失格 太宰治と3人の女たち』の二階堂ふみちゃんかな。あの中だったら。映画の内容といい芝居の内容からしたらこの二人かなと思うね。綾野剛さんの幻聴を聞こえながらも、もがきながら葛藤する姿や擦れ切れるような儚げな表情がすごく良かったし、二階堂ふみちゃんの太宰治に対する切羽詰まったメンヘラ具合とか腹の据わった(脱ぎっぷりも良かったし)芝居はすごく良かった。

今日職場で、『私はあの中でだったら最優秀助演女優は小松菜奈ちゃんか二階堂ふみちゃんかなと思ったんですけどね。でもうーん二階堂ふみちゃんかな。長澤まさみではないですよね。好きだけど。乳首まで出したり身体はったし芝居も良かった』みたいな事言ったんだけど。そしたら、『ふみちゃんは脱いだと言っても意外性はないじゃない?色々器用に出来ちゃうタイプだからさ。怒りの広瀬すずちゃんが米軍から襲われちゃう役の時びっくりしたじゃない?あのすずちゃんが?みたいな』って。確かに。そこなんですよね。色んな役をふみちゃんはしてきてノミネートされてきた。最優秀を取ったりしてますが(日本アカデミー賞以外で)意外性とは言われてるのは聞いたことがない。損なんだよな器用に出来ちゃうのも。良い役者なのにな。
でも、もし意外性や話題性だけで評価する側が(日本アカデミー賞)決めているのであればおかしい。あってはならない。日本アカデミー賞はそういう伏しは少なからずあるよね。とやかく言うつもりはないけど。でもね。
日本アカデミー賞は

『映画産業のより一層の発展と復興、映画人の創意を結集し、日本映画界にあって最高の権威と栄誉を持つ賞に育成すること。映画人による映画人のための賞である』

を念頭に創立されたと言っている。だとしたら、もっとしっかり選考し『アカデミー賞常連組』と言われる様な俳優を作らず、有名、有名じゃないを関係なく選考してほしい。単館映画を選べ!とかインディーズ俳優を選べ!って言ってるんじゃない。そういう念頭を掲げているなら、大衆映画ばかりでなく、そんな人達にもチャンスを与え、そういう映画もノミネートさせて俳優の息を長くさせて欲しい。そんな日本アカデミー賞になって欲しい。日本映画の良さを広めて欲しい(2019年確かに日本映画あんまりだったけど)。アイドル俳優プロモーション映画だけでなく評価する視野を広げて欲しい。そしたら、今より少しは日本アカデミー賞を信用できるかもしれない。そして、日本映画界や日本俳優部や監督、プロデューサーも少しは長生きするんじゃないかな。私は日本映画も俳優も監督もプロデューサーも好きなんだ。ありがとうございました。

最後素敵な皆さんを御覧ください

素敵でした。ありがとうございました!

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