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台中台北の本屋とリノベ建築、博物館を巡る旅 2023年9月<台中4日め>


臺中文學館

台中も4日め。本日も街をぶらぶら巡る。最初の目的地は、ホテルから徒歩15分ほどの「台中文学館」。日本統治時代の警察宿舎をリノベーションした施設。日本統治時代の建物を大切に使い、最近になって歴史的価値を認めて、リノベーションして博物館等に再利用しているケースを多々見ますが、これは大きな謎でもあります。日本であれば、中心部の収益性のある土地であれば、耐用年数が過ぎれば、あっとゆう間に再建築されてしまいますが、戦後の不動産投資の価値観と歴史的文化財の再評価のタイミングなのか?そんなに簡単な話でもなさそうです。

「台中文学館」その名の通り、日本統治時代から現代までの台中市の文学的なコンテンツの紹介がされています。其々の宿舎がそのまま使われており、長屋形式の2戸1だったり、極力、元の区画のまま使われています。

台中市の地元紹介の書籍も多く、市場の紹介のコーナー。

もちろん、日本統治時代から、戒厳令時代、そして現代まで、主な出来事と作家や台湾文学の経緯が年表にされ、わかりやすい展示がされています。

921は1999年台湾中部を襲った大地震。その記憶も展示されています。

このようなリノベ建築の博物館は必ず、修復過程の展示コーナーがあるのは素晴らしい。

文学館のメインストリート

文学館の後ろには大きな公園がある。

正榕とはカジュマルのこと。この公園の木は台中市の保存樹木となっている
台湾に来ると、樹木のパワーを殊の外感じる。

緑川 台中市は、市内を何本も川が貫通し、緑道等整備がされている。適度なオープンスペースがある気持ちの良い街だと思います。

好好good days

文学館のある台中駅近の旧市街から台中市政府がある新市街へ。臺中國家歌劇院の裏手にあり、このあたり一体は高層住宅が立ち並ぶ、スノッブなエリアの飲食店。台湾茶を飲みながらゆったりするような店。値段もそれなり。

NTC 国家商貿中心

オフィスビル。台中で6番目に高い建物らしい。設計は「Aedas」とのこと。デザインは春の筍がモチーフらしい。

その向かいに建設中の区画。「KUMA TOWER」名称に日本人建築家の名前....…

建設会社のモデルルームの看板。いわゆるマンションポエムか?

やはりこのような区画だけに不動産の立て看板もある。1TW=5円のレートを考えるとそれなりの値段になる

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