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2020.7月27日 もしかして…ダンテ⁈な夏🌌


最近になって、『新劇場版エヴァンゲリオン』やガンダムシリーズの作品を鑑賞して
このnoteでも時々、その関連の事を述べたりしており

先日【Zガンダム』に登場する少年カミーユ・ビダンの名前の由来が
薄幸の彫刻家 カミーユ・クローデルであることを知り、そのまま過ぎて驚いた】という記事を投稿しましたが

その後、ふと。
もしかして、ガンダムシリーズも ダンテの『神曲』に影響を受けているというか、モチーフの一つにしている作品なのではないか?と、そんな気がしました。

(カミーユ・クローデル から 何で、いきなりダンテの『神曲』なのさ⁉︎)
と。あまりにも飛躍し過ぎて意味分からんと、お感じになる方もいらっしゃると思いますので
順序立てて、述べてみますね。

カミーユ・クローデルという女性は、1864年生まれのフランスの彫刻家。
オーギュスト・ロダンの弟子であり、恋人でもあった方ですね。

そして、ロダンという男性は
『近代彫刻の父』と呼ばれている美の巨人。
彼の代表作である『考える人』は、元々は『地獄の門』という作品の一部を抜き出したものなのですよね。
美術や彫刻に興味ない方でも
『考える人』を、写真等で観たことがあるのではないでしょうか。

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そしてそして。
このロダン作の『地獄の門』は、イタリアの詩人 ダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』地獄篇第3歌に登場する地獄への入口の門を表現した作品なのでして。

ここでやっと、ダンテに繋がるわけですが。

アニメを製作している方々って、美術・造形について造詣の深い方が多いと思うですよ。
美術系の学校で学ばれた人もたくさんいるだろうし。
ストーリー・脚本を書かれる方は、文学に関しても詳しいでしょう。
アニメ製作者の方々が、ロダンの『地獄の門』や ダンテの『神曲』に感銘を受けていたり、影響を受けていたりというのは
不思議じゃないと思うのですよ!

《カミーユ・クローデル》からの→ 《ロダン》
《ロダン》からの→ 《ダンテ》
という、連想ゲームで

ガンダムシリーズ製作陣が、ダンテ『神曲』に強い影響を受けて、このアニメ作品を作られたのではないか?
という、私の想像は膨らんだわけです。 

『エヴァンゲリオン』は、タイトルからしてもう《福音》で、
ダンテの『神曲』や ゲーテの『ファウスト』に影響を受けているのは明らかですよね。

『ガンダムシリーズ』は、初めは気づかなかったけれど
よくよく思い返してみると
「永遠のフォウ」とか、まるで 「永遠のベアトリーチェ」みたいだし。
(ガンダムを観たことない方には、意味分からないですよね💦 すみません)
他にも、永遠の淑女的な存在の女の子が登場していますし。

ダンテは『神曲』の前に『新生』という詩集を書いているのですよね…
何だか、ガンダムっぽくないです⁉︎

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それともう一つ。
『ガンダムシリーズ』や『新劇場版 エヴァンゲリオン』を鑑賞して、私が感じたのが

(何となく、ダン・ブラウン著『インフェルノ』に似てるなぁ) なんですよね。

発想やストーリーの設定、
テーマとなっているものが近いな、と。

一部のエリート(天才)たちの暴走とでも言いますか。
緩やかで穏やかな人口減少ではなく
過激なやり方で目的を遂行しようとする勢力の存在と、人類の葛藤を描いている点だとか。
おっと。あまり踏み込んで書くと、ネタバレになってしまいますね!
ここまでにします。

あくまでも、私の想像にすぎない私見なので。
すご〜く『ガンダムシリーズ』に詳しい方で、諸事情をよく知っている方がいらしたら
教えていただけたら嬉しいです☆

「ダンテの『神曲』より、『○○』という文学作品・芸術作品に、強い影響を受けているアニメなんだよ!」とか
もし、ご存知の方がいらしたら
ぜひぜひ、よろしくお願いします(^-^)

追記
敬称略 です。ご了承くださいm(_ _)m


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