悠霞 栞

超短編とかあげてます ˙꒳​˙ ) 短編小説等はまた別のサイトにあげてます

悠霞 栞

超短編とかあげてます ˙꒳​˙ ) 短編小説等はまた別のサイトにあげてます

マガジン

  • 自作:超短編小説まとめ

    私の作った超短編小説と詩のまとめです。ここから短編小説を作ったりしてます。

  • 頭悪い感想

    鑑賞直後とかの感想まとめ

最近の記事

[頭悪い感想][エスター ファースト・キル]

前置きとして、エスター鑑賞済みです。 手始めに一番衝撃が来たのは公開時にも話題に上がっていたと思う撮影の仕方を工夫しエスターを同じ人が演じた点。 鑑賞前は言うて大人っぽい雰囲気なのかなとかなめた思考しててごめんなさい。俳優の演技力も相まってちゃんとエスターだった!マジ嬉しい!楽しい!! ここからは映画の内容に触れていくんだけれど まず予告だけだと前日譚だけれど母親等とのかかわりはほとんど変わらないのかなと思いきや、普通に母親ちょっとやばめだったし兄も前作エスターの姉弟たち

    • [頭悪い感想][ブルーロック]計24話視聴感想

      映画のエピソード凪からブルーロックに入った新参者ですが、楽しすぎませんか?ブルーロック!! サッカーアニメはイナイレしか。スポーツアニメは黒バスしか見たことなく、最近はアニメ見ていなかったんですが楽しすぎて24話も見れてしまった(尚スポーツ苦手故殆どのスポーツルールマジでよくわかってない) 進化していく潔や選手たちに引き込まれていく。顔で絵心さんが推しなんだけど選手たちそれぞれの魅力がすごすぎてもーたのしい。 早く続きが見たいわ~~!!!めっちゃ楽しかった!!

      • [頭悪い映画感想]13日の金曜日(2009)

        2024/04/14 鑑賞 最高におもろかったし、ハロウィンとかのリメイク版と同じような感覚になって久しぶりの味に大満足!!! 思ったより、いろんな奴が死んだのが良いポイント、殺し方もジェイソンやな~って思った(尚、ジェイソンの一作目以外未鑑賞な人間です。ゲームとかは見てたんだけどね~申し訳ない……) そんなことよりラストよ、ラスト。分かってたけど、やっぱり来た私の最初に思ったこと「水で復活したようにしか見えない」「さかなじゃん!!!!!」 久しぶりに映画見れて最高の気

        • [超短編小説]ドア

           ぎい、と開く音。あなたが開けた扉を通って私の手を引いた。そうして出た世界はあまりに広くて、あまりに狭くて。あまりに色鮮やかすぎた。  鮮やかすぎて、私は怯えを隠せなくて。あなたの後ろに隠れる。それをあなたはわらって私の手を放す。  ばたん、と閉まる音。  焦ったようなあなたの声に、ドアをたたく音に耳を塞いだ。  出るのは難しいけれど戻るのは簡単。  私には外は恐ろしい場所だったのだ。

        [頭悪い感想][エスター ファースト・キル]

        マガジン

        • 自作:超短編小説まとめ
          9本
        • 頭悪い感想
          3本

        記事

          [超短編小説]常

          時折、いつもの喧騒とした仕事、友人関係から逃れ1人土や木に囲まれた場所に行く。  静かで、風や風に吹かれて転がる落ち葉の音。少し肌寒い環境。鳥達の鳴き声に癒される。  然し直ぐに通り過ぎる人々の声に現実に引き戻される。先程まで非日常に、世界に1人だったところにまた人が現れる。耳に人々の声が届く。だけれども私は確かに癒された。その結果を得たらまた喧騒の中に戻っていくのだ。

          [超短編小説]常

          [超短編小説]影法師

           ふと、影を見た。二コリと微笑むその姿は人ではない。ぐるぐる渦巻いて、吐きそうなくらい気持ち悪くなる。  ぴちゃ。  と水音が耳元で聞こえたかと思うと目の前のにこりと笑った顔は口を開けてこちらを見る。あらあら口から何かが垂れている。真っ暗な深夜ではそれが何色かすら分からない。白く光った目と歯がキラキラギラギラ目に痛い。ヒトの言葉ではない何かを話し始めるソレはゆっくりと此方に近づく。  その瞬間恐怖が私の体を力強く動かした。背後にあったコンビニへ駆け込んで振り返るとそこにはいつ

          [超短編小説]影法師

          [超短編]窓

          汚く汚れた窓。綺麗な窓。いくつもの窓が広がる中、僕は一人ぽつんとひびの入った窓を掃除する。汚れて汚れて、ひびの入った窓。  少し遠くに似たような窓がいくつも見える。小さな窓、大きな窓。形も様々、ボロボロか、強化ガラスのように強いものもある。  それぞれの持ち主が窓の内側に居る。しかしその中で何が起きているかは全く見えない。 「ぱりん」  また誰かの窓が割れた。

          [超短編]窓

          [超短編]花弁

           ひらひら舞い散る花弁が赤い者の上に落ちる。  綺麗な赤。濁った赤。暗い赤。赤い者は様々な赤に塗れて眠る。  その瞳は固く閉じられ、開く事は無い。  赤い者が目覚める日は来ない。赤い者は眠る。赤い者の為の花弁の棺で。

          [超短編]花弁

          [超短編小説]共に眠る

          冷えていく体を暖めるために二人で手を繋ぎ体を寄せ合って暖を取る。寒い、寒い冬の日。人気の無い山奥の小さな山小屋で恋人と二人静かに過ごす日々。 「暖かいね」 「うん暖かい」  体を寄せていたって少ししか暖かくならないのに何故だかとてもぽかぽかと発熱してるように感じて、眠くて眠くて瞼を閉じそうになる。 「眠たいね」 「うん眠い」  互いの存在を確認し合うように、互いを離さない様に抱き合っている。もう眠気も限界だった。  先にその言葉を言ったのは何方だったかもう分からない。 「おや

          [超短編小説]共に眠る

          [超短編小説]暖かな愛で包んで

           昔から俺は人が苦手だった。狐であり、人に化ける事が出来る俺は化け物とよく言われた。最初の頃は言葉の意味が分からなかったがその言葉と同時に殴られ、蹴られれば流石に罵る言葉だと分かった。あんな奴らと同じ姿になるものかと憎悪に呑まれ狐の姿で色々な所を転々とした。  そんなある日可笑しな女に出会った。綺麗に整った身なりの女は森で寝ていた俺に恐る恐る触れた。殴るわけでも蹴るわけでもなく優しく優しく頭を撫でた。その手があまりにも心地良かったから暫くの間そこに住み着いていたら娘は俺を抱え

          [超短編小説]暖かな愛で包んで

          [超短編小説]贖罪の犠牲者

           世界が終わる日に偉い人は最後の希望を私に託したと言いました。終わる原因になった研究者は感謝を言葉にしました。世界中の誰もが憐み、安堵し、希望を抱くなか君は一人違いました。泣いて、泣いてもう涙も枯れた君は私の手を離さない。離して欲しい、君を巻き込みたく無いから。そう言っても君は手を離さず寧ろもっと強く手を握ったのです。仕方ないなぁと寂しがり屋な君と共に終焉を迎える世界を救う犠牲となり炎の中で手を取り合い燃えたのです。どうか次は君と幸せになれますように、私と君が居なくなるこの世

          [超短編小説]贖罪の犠牲者

          [超短編小説]ふたりぼっち

           私はユウラに出会うまで孤独だった。雪の日、彼女に出会いそして恋をした。そう、今日の様にふわふわの雪が降り地に固まる寒い冬の日だった。 「雪は何色?」 「綺麗な白だ」 「そうなの」  優しく微笑んだ彼女の瞳は機能しておらず私の言葉で世界を見ている。 「ユウラ、君が私の生きる理由だ」 「私にとってもシュウは大事な人よ」  陶器の体を動かして私の天使は言葉を紡ぐ。 「だから最後は私を壊してね、共に終わりを迎えましょう?」 「ああ、勿論だとも」  暖かい己の手と対称的なユウラの冷た

          [超短編小説]ふたりぼっち