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大阪のビジネス街をぶらり(淀屋橋とごはん編)

あいみょんツアーの会場『フェスティバルホール』から中之島駅までぶらり、そこから京阪電車で移動してなにわ橋駅で下車。

レトロなリバーサイド

駅の階段を登った先にあるのが「大阪中央公会堂」。東京駅丸ノ内駅舎を彷彿とさせるレンガ造で重要文化財にも指定されるの名建築。時々ライトアップが行われていたりする観光名所でもあるが、名前通り会議場としても現役だ。

入り口の階段付近に行くと、ウェディング撮影をやっている新婚さんがいた。こんな荘厳な場所を前に晴れ姿を撮るってええとこ選びましたな。

先の中之島駅界隈は新路線開通でモダンな雰囲気。なにわ橋駅もそのせいかある程度仕上げられてはいるが、「中央公会堂」から大阪市役所、淀屋橋のたもとにある屋形船風居酒屋、大阪取引所を中心とする北浜エリアなど古くからのビジネス街、金融街の趣きがある。御堂筋線が一番初めに通った一つでもあるし、京阪最大のターミナルでもあるから交通の要衝としてもあれだけ栄えた風格も合わせ持つ。

御堂筋界隈もまたそんな雰囲気で「日本生命」「朝日生命」「興銀ビル(みずほ銀行)」「日銀大阪支店」などの重厚でレトロな建物群が大阪発展の歴史を物語っている。さらに一歩路地に入れば30年前にタイムスリップしたかのようだ。

その一方で、かつて「ミズノ」本社だった直営店の建て替えが始まり、「淀屋橋odona」という真新しい商業施設ができるなどイメチェンも進みつつある。

『フェスティバルホール』に戻る川沿いを歩くと、ビル群を縫うように抜ける阪神高速の高架や渡辺橋、肥後橋の高層ビル群と夕焼けがなんとも美しく映える。

東京で愛される洋食

『フェスティバルホール』まで戻ったところで腹ごしらえ。ここの地下にレストラン街があって、寿司屋やカフェなどが軒を連ねる。

今回は『キッチンジロー』で早めの夕ご飯にする。東京都心でたくさん展開していた人気店だったそうだが、コロナ禍の煽りで大量閉店して今はここと東京の九段下のみ。貴重な存在になっている。

そんなこの店で頂くのが、「帆立コロッケ」と「ハンバーグ」の2種盛りのセット。

まずはメニューで真っ先に気になった「帆立コロッケ」から。外はザクザクで中身はクリームと貝柱がとろぉ〜っと出てきて、貝柱の食感も良い。

お次にハンバーグ。「だいたい洋食屋はハンバーグが一番うまいもんなぁ」なんて思いながらパクリ。ビーフの肉厚でぎっしり、それでいてやんわらかで食べやすい。ホンマにその通りで東京で長年愛されてきた理由が分かる。

そして、右上には豚汁。ここはコンソメが来ると予想していたからこの和洋折衷には軽く驚いた。お味噌汁好きにはホッとできて、ライブの活力になる。

土佐堀川のほとりを歩いてみると、『フェスティバルホール』や科学館、リーガロイヤル、中之島線などのアーティスティックなモダンから中央公会堂や淀屋橋界隈のビル群などの荘厳で重厚なレトロまで時代が入り乱れるカオスさがなんとも面白い。御堂筋線や京阪電車などが通る交通要衝である淀屋橋や「大阪のウォール街」である北浜といった東のビジネス街が金融経済面で昔から発展している。方や「グランキューブ」や科学館、『フェスティバルホール』など西側は文化面の発展していて負けてない。同じ中之島でもこれだけ性格が違っていて、まだまだ見知らぬ場所が多いかも。今度は北浜の金融街もぶらついてみても良いかもしれないし、中之島から鉄道未開のエリアをぶらついてみるのも良いかも。

それとあいみょんのライブも大満足でした。

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