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やさしいのがいい

今週前半は3日連続の怒涛のライブラッシュ。

月曜火曜は「ずっと真夜中でいいのに。(ずとまよ)」を見に「ロームシアター京都」へ。月曜は最前列で貴重な姿を拝めた。

水曜日は最悪な目覚めのおかげで知った「ヤバイTシャツ屋さん」と「湘南乃風」の対バンライブに行くことができた。いずれもすごかったが、何より「湘南乃風」を目の前で見られたのはまさかの体験となった。水曜日が特に印象的で湘南乃風が20年近くも活動が続く理由もわかる。レゲエも楽しいもんだ。

そんな余韻がふと落ち着いた木曜日。夜に普通電車に乗って、「ずとまよ」の『君がいて水になる』を聴いていた。そんなとき、ふとこんなことを思った。

湘南乃風もええけど、「ずとまよ」のようなやさしい歌が好きやなぁ。

声からハマって3年ぐらい。楽しいのも去ることながらボーカルであるACAねさんのやさしいところとココロの脆さを吐露するMC、それでいて盛り上げ上手で天然ボケなムチャも振ってくる。惹かれる魅力はたくさんある。ライブコンセプトやライブで使う「しゃもじ」にもココロの弱い人のよりどころになり得るようなニュアンスだったのを覚えている。

ACAねさんを取り巻く「愛の焙煎士・ラブバリスタ」あるいは「危険な男たち」と呼ばれる「ずとまよバックバンド」の見た目は「湘南乃風」に近しい。でも、ライブの動きやノリは似て非なるし、あくまで主導役はやさしいACAねさんだから。むしろ、「湘南乃風」みたいなノリではACAねさんは怖くて泣いてしまうかも(知らんけど)

自分自身の性格もどちらかといえばACAねさん寄り。「湘南乃風」の雰囲気はどことなく圧の強さみたいなのを感じる。

「元気出そーぜ!!!」みたいな歌詞もどん底に落ちたときには拒絶するだろう。高校時代はそんな感じで聴きたくなくなった経験もある。あくまで、彼らのスタンスを否定しているわけではなく、病んだ自分のココロが受け付けないだけだ。

そういうところで「ずとまよ」「ヨルシカ」は好きだと思う節があるのかも。「ヨルシカ」も物語であるからそういう系は多くはない。「ずとまよ」も言葉遊びとかACAねさんの胸の内を歌ってる。今後そういうときにはこの2バンドは聴くかもしれない。

改めて自分の曲の好みのワケを知れたこの1週間。好みは人それぞれ。元気が出るやつがいいという人もいれば、ココロの弱さに寄り添ってくれるのがいいという人もいる。全ての人に刺さるわけではないし、飽きるやつは飽きる。恋愛によく似てるのかも。

それでも、ライブが楽しくて貴重だというのはどれもこれも同じである。

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