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ビバシティの思い出

JR南彦根駅の真ん前に建つショッピングモール「ビバシティ彦根」。食品スーパー「ビバシティ平和堂」を核に、ファッション、グルメ、カルチャー、暮らしなど様々な専門店街を擁する。加えて、ボウリング場や映画館、カラオケ、ゲームセンターもあったり、別棟として、おもちゃの「トイザらス」と家電量販店「エディオン」もある。さらに、平和堂の本部もこの敷地内に建っていて、滋賀北部最大面積のショッピングモールと平和堂の心臓部を1つの敷地に兼ね備えている。鉄道のアクセスの他、彦根環状線や国道8号といった主要道路にも近接している立地の良さもあって、多くの人で賑わう。
僕は幼い頃からたまに母に連れられてここに出かけていて、それ故多くの思い出がある。

トイザらス


「プラレール」や「トミカ」を滋賀北部で買うなら、ここの「トイザらス」か長浜のジャスコ(現イオン)だった。また、妹は「リカちゃん」兄妹共々でマリオなどのゲームも買ってもらっていた。
そんな中、個人的に思い出深いのは「ミュースカイ※」のプラレールを買ってもらったときのこと。「皮膚科に付き添ったら『ミュースカイ』買ってあげる」というエサに釣られて行ったが、我慢できず僕は駄々をこねて、母に怒られてしまった。それでも僕はすぐトーンダウンし、我慢した結果「ミュースカイ」をご褒美で買ってもらうことができた。地元の電車じゃなく、ただ面食い的に買っただけだが、今でも一番思い出に残っている。

※名鉄こと名古屋鉄道の特急列車。中部空港と名古屋、岐阜県内各地を結んでいる。赤い電車がほとんどの名鉄では異色の青色を纏い、中部空港の別名「セントレア」のロゴを車体に掲げているのが特徴。列車名は名鉄特急の指定席の別名「μ(ミュー)」と空の玄関口である中部空港をイメージした「スカイ」の造語。

家族みんなでミスド


館内の「ミスタードーナツ」は必ず、買って帰るのが恒例。母の好物「チョコファッション」や「エンゼルクリーム」、僕は「エビグラタンパイ」を好きでよく買ってもらっていた。加えて、僕の祖父母にも土産を買って帰り、2人が喜んでいたのも懐かしい。ちなみに実家が神戸に移った今でも近所に「ミスド」があるせいか、よく家にある。

映画と言ったらここ!


3階には「ビバシティシネマ」という映画館がある。4スクリーン555席を有している比較的大規模な映画館となっている。イオンモールには「イオンシネマ」という大型の映画館が入居しているが、それが近所にない滋賀北部では映画を見に行くと言ったらだいたいここ。話題の新作もここに見に行くほうが近い。僕は過去に「ドラえもん」や「崖の上のポニョ」などを見たことがあり、田舎ながらこういうのがあったおかげで、映画の良さが分かり、「映画泥棒」などのあるあるネタも理解できたりする。

バッタリ会うことも。


鉄道でのアクセスの良さや娯楽が集積していることもあってか、友達同士で行っている人も周りでは非常に多い。「ビバシティ」敷地内のほか、南彦根駅や乗り換えをする米原駅、家の最寄り駅でバッタリ会うことも珍しくない。それだけ、人気の良さが窺えるし、自家用車やバイクを持たない小中高生同士でも鉄道で気軽に行けて、乗り換えが必要ながら1時間に1本必ず来る利便性の良さの点はみんなが行っているのもうなづける。

ということで今回は「ビバシティ彦根」の思い出を綴ってきました。若い世代の憩いの場、溜まり場で小学生同士で出かけている人も非常に多くいます。そんな賑わいのある場所があって恵まれてたなぁなんて思います。最寄り駅は新快速が止まらず、若干不便さはあっても、みんなが集まる場所ですから、運営する平和堂にとっては大成功なのでしょうか。そんなあるある込みの地元ネタでした。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。