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どこでも魅力ある

毎年恒例の「都道府県魅力度ランキング」。出る度にマウントだの自虐だの悲喜こもごも。そんな中で、今年44位になった群馬県の山本知事が怒った。怒りが頂点に達したのか会見では「弁護士と相談して法的措置を検討している」と述べた。
一方で47位となった茨城県の大井川知事は「痛くも痒くない」と静観している。悲喜こもごもは悪いとは僕は言わないが、「それをするなら、自分とこのええとこを広めたらどうや?」と思うし、「もっと発信すべきことあるやろ」と突っ込みたくもなる。

群馬で思いつくとこ

群馬と言うと、世界遺産に登録された富岡製糸場や草津、伊香保などの温泉街、榛名はるな赤城あかぎ妙義みょうぎの上州三山など魅力的なところなんてごまんとある。鉄道で言えば、レトロ電車が人気の上毛電鉄、車両が多種多彩な上信電鉄、「デゴイチ」ことD51が活躍するSL列車が浮かぶし、横川町は駅弁「峠の釜めし」がお馴染みで長野県境にある碓氷うすい峠を駆け抜けた機関車や特急電車などの名車が保存されている。また、『孤独のグルメ』でも高崎市のおにぎり専門店や下仁田町のすき焼きと中華屋のタンメン、藤岡市の焼肉屋などで取り上げられている。そして、ゆるキャラ『ぐんまちゃん』が可愛い。
僕は日光へ向かう特急『スペーシア』に乗ったときに板倉町を一瞬通過したのみであるが、こういうイメージがあるからいつか上陸してみたいと思う。

北関東のバトル

とりわけ群馬、栃木、茨城の北関東3県は昔からライバル意識が強く、『ケンミンショー』でも度々こういう特集がよく組まれるほど。今回の群馬県知事の怒りもそこから来ているものと思われる。とはいえ、こんなこと言って恥ずかしくないのだろうか。もし同じことを僕の故郷である滋賀県の三日月知事が言ったら絶望レベルかと思う。

やるべきこと

ランクが下がったなら、もっとアピールしたら良いと思うし、第6波の対策や行動緩和の実証実験とかやるべきこと言及すべきことがあるのではないか。ジェラシーのような怒りに費やす暇ありゃそちらに費やした方が県民のためになりそうだし、目先の生活を支援していくのが、本来の政治だと思う。

悲喜こもごもあるけど、結局

魅力は平等や!!!

ランクなんてあくまでランクだし、あくまでエンタメ。どこだっていろいろ魅力は多い。グルメにせよ、名所にせよ、鉄道にせよ。ホントは47都道府県どこでも良いとこ揃ってる。地元愛をアピールしてる人だって多い。今回の知事の発言は物議を醸しそうだ。
この騒動で、皮肉にも群馬に行ってみたくなってしまった僕。なかなか遠い土地だが、いつか行ってみたい。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。