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朝からヨルシカ聖地巡礼(金沢→越中国分→雨晴)

金沢で1泊して朝を迎えた。前日夜は雨が降って局地的に大雨だったことがNHKのローカルニュースで伝えられた。そんな今朝はというと

昨日の雷雨はなんやったんや。
朝日と鼓門ともてなしドーム

台風来てるというのに「なんでこんな晴れとんねん」とも言いたくなる素晴らしい青空だ。この空を見て思いついた。

よし、雨晴行くか!!

僕が愛してやまないバンド「ヨルシカ」のMVロケ地「雨晴海岸」と「越中国分駅」に行こうと思いついた。この方面は列車の本数は少なめだが、今から行けば1時間に2本の時間もある。そそくさと朝ごはんを済ませて、出発する。

金沢駅/はくたか554号

はくたか554号
JR西日本所属W7系

7時19分発の北陸新幹線「はくたか554号」に乗り込む。在来線で高岡まで行くのもいいが、こちらでは津幡駅までしかフリーきっぷは使えない。きっぷが効く新幹線でショートカットする。

サンダーバードもとい「能登かがり火」号がいる。
一部の3両が金沢に残留した。

新高岡駅

新高岡駅で下車。ここで15分ぐらい待って、城端線へ乗り換える。

城端線

城端線新高岡駅
新幹線からは徒歩3分ぐらい。
城端線富山行き
この駅からの富山行きは平日2本、休日1本

高岡方面の列車がやってきた。この列車の行き先は「富山」を表示。高岡駅から「あいの風とやま鉄道」に直通して県庁所在地へ向かう。これと観光列車以外は「高岡」止まりとなる。ファンからしたらけっこうレアなやつ。

3両の列車は学生でごった返す。8月下旬はすでに2学期スタートの学校がほとんど。僕もそれが当たり前だったが、高校卒業まで物足りなさはあったなぁと耽ってみる。

高岡駅

そんなこと言ってると3分で高岡に着いた。富山まで直通するとはいえ、乗客のほとんどが降りていった。この列車、高岡では13分停車し、金沢発の普通列車に抜かれる。直通と言いながらこういうやり方は全国各地ある。その方が遅れを解消しやすいし、他路線への遅延巻き込みも少ない。

高岡駅の通路を渡って、氷見線ホームへ。もののすぐに氷見行きが到着した。さっきの城端線を超える数の学生で混み合っていた。

さっきほどではないが、周りは高校生で席が埋まる。多くの高校生は1つ隣「越中中川駅」で降りていった。

何かにぶつかる

ようやく空いてきたなぁとのんびりしていると突然急ブレーキがかかる。停車の衝撃で運賃箱が前後に動く。運転士からの放送が入る。

踏切に支障物があったため車両と線路の確認を行います。

踏切を通過したときに何かにぶつかったみたい。運転指令に連絡して、指示を受ける運転士。5分ぐらいすると再び放送。

ただいまから車両と線路の確認のため、運転席を離れます。

業務用タブレット、運転台の鍵などを持って外に出ていった。キズやヘコみなどを確認しに行くっぽい。「車両・線路の確認」という遅延理由を西日本ではよく聞くが
「へぇ、こんなことしてんねやな」と学びになる。

赤と白の棒がぶつかった正体

それからさらに5分、扉がガチャっと開いて、撤去した支障物が車内に投げ込まれた。それを貫通扉に立てかける。確認の結果、異常がなかったため、ようやく運転再開。警笛1発鳴らして、走り出した。
支障物の正体は「道路上のポールらしきもの」。
なんで線路に落ちてたん?

越中国分駅

問題なく走り、10分遅れで「越中国分駅」に到着。

前回来たときは悪天候、かつスマホをいじる高校生が待合室前に映り込んで、いい写真が撮れなかった。しかし、今回はうまくいきそう。

MVとは違って、手前にカメラの柱が立っていた。見るからに運転士がドア閉めするときの
監視用だ。安全のための設備ならあっても構わない。あとは奥の方に作業員がいることぐらい。(暑い中お疲れ様です)

それを除けば誰もいないMV通りの光景を激写できた。雨晴海岸が知られ過ぎているが、ヨルシカ好きならこちらも寄って欲しい。

高岡行きの氷見線

今度は列車とともに。MVに氷見線の列車は出てこないが、海とちっちゃな待合室と柿色のヴィンテージディーゼル列車はいい絵になる。

滞在すること20分。次の氷見行きで1駅移動する。

雨晴駅

雨晴駅で下車。年配の駅員さんにきっぷを見せたら、何も言わずに取るような仕草。間違って回収されそうになると思ったが
「盗ったりしないから」
と少し誤解だった。ガン見するだけならいいが、何も言わずに取るようなことされると怖い。

雨晴駅も2度目。同じくMVに出てきた聖地。自転車置き場、踏切、海岸などが登場し、セーラー服の女子が踊り狂う。2度目はほぼ、誰もいない環境でよりMVらしい。

かすみの向こうに立山連峰

真夏のかすみで立山連峰はシルエットのみ。パンフレットのような景色を撮るにはカラッとした秋や冬などが良さげだ。しかし、こういう時期ほど北陸は時雨やすい。なかなかレアな光景と言える。

城端・氷見線×ヨルシカ

新高岡から雨晴までの道中、帰り道では例に漏れずヨルシカ縛り。いろいろ聴いたが、1番泣いたのがこの曲。

ヨルシカによる『憂、燦々』。クリープハイプのトリビュートに収録されているカバー曲だ。ちょうどこの日に発売され、配信もスタート。フルサイズ初聴きは図らずも、聖地帰りの氷見線車内になった。ボーカルsuisさんの歌う美声と煌びやかなアレンジで涙が止まらなかった。

つづきはこちら↓

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