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え、タージンさん!?

ツイッターを見ていて、NHKラジオのツイートを見ると個人的に驚きの出演者がいた。

「タージン」さんおんの!?

軽妙で甲高いしゃべりと「編集いらず」と称される独自開発のレポート術で「関西No. 1レポーター」という呼び声が高い。その知名度は他の地方は0に近いのに、関西だけ突出してた時期もあった。レポーター以外にも、芸能界入りした当初から漫談家として活動していた他、アメフトファンとしての一面もあるそうな。

でも、ここ最近はテレビ見ないし、時々見ても露出が減ってる感もあった。聞くところによれば「水曜日のダウンタウン」の説で知名度を検証したら関西でも知らない人が多いのだとか。かくいう僕は知っていて、テレビでよく見てきたし、懐かしくもびっくりした。

そんな、この日の放送は「漫談」で登場。「敏腕」と呼ばれるマネージャーについての滑稽なエピソードをべしゃるのがメイン。レポーター以前にこの芸で人気があったと調べてびっくりしたが、巧みな喋りや収録場所である佐賀県神埼市のネタでどっと笑わせてつかむのはレポーターで見てたときを彷彿とさせる。タージンさんにとっては「完全アウェー」みたいな場所ながらウケ方を聴くとやっぱり技術は生きていたと感じる。

大阪のテレビで育った滋賀県人の僕は、関西ローカルで頻繁に目にして、「漫談」由来のべしゃり術と見る者を魅了するコミカルなレポート術で楽しんできた。衰えてないとはいえ、テレビ離れとともに「栄枯盛衰」してるようなものを感じられるし、若い世代に振り向いてもらうためには、キャスティングから漏れてしまってるのだろうかと思う。

おまけにグルメレポートもレポーターを頼らずにスタッフだけでお店におじゃまして物だけ撮る、あるいは店の人に紹介もらう、局アナに頼る、大人数でロケをして訪れるなど多種多様。「となりの人間国宝さん」に代表される「街ブラ企画」でなんとかなってる気もする。色々考えられるが「タージンさんの主戦場」が狭まってるのは共通していると言える。

関西以外の人にとっては「なんのこっちゃ?」と思われるかもしれないし、関西人からして見てもかなり個人の感想だと思う今回の記事。とはいえ、何にしても「栄枯盛衰」「弱肉強食」みたいなのはあったりするだろうし、そういう荒波に揉まれている感。再ブレイクする可能性は無きにしも非ずではあるが、劇場、営業等で細々やっては実績を重ねてる人だっているもんだ。「漫談」も聴いてて嫌じゃないし、またどこかでお耳にお目にかかれんかなぁ。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。