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酒どころでスイーツ

この翌日にも別の乗り放題きっぷを使ってきた。

阪急阪神1dayパス。何度目やろなぁ。

このきっぷでは、阪急電車、阪神電車のそれぞれ全区間で使用可能だ。今回はこれを使って“酒の街”へと繰り出した。

京都から塚口へ。

京都河原町から京都線、十三じゅうそうから神戸線に乗って「塚口」へ。

伊丹線

6000系。ここのはリノベが施された。まだ数十年は使う気や。
見づらいが、「普通」と「塚口ー伊丹」を交互に出してる。リノベで変化したところ。
リノベされて小型ディスプレイが設置。

そこから伊丹線に乗り込んで「伊丹」を目指す。

わずか6分で「伊丹」に到着。

伊丹駅

かなりモダンな高架駅で1998年に竣工したもの。こう見えて実はこんな過去が…

震災からの復興

「阪神・淡路大震災」で被害が大きかった駅の1つ。当時の駅舎が全壊した上、留め置かれてた電車も丸ごと被災した。そこから3年で今の駅舎と同居する駅ビルが再建した。

駅の全景。

そんなこともあってか、駅前は比較的新しめ。同じく被害が大きかった「新長田」の街並みにもよく似てる。

歩いて10分

そんなこの駅を降りて東へ歩く。約10分ぐらいでお目当ての場所へ。

長寿蔵

奥の厳かな建物が「長寿蔵ブルワリービレッジ」

「長寿蔵ブルワリービレッジ」。「小西酒造」の清酒「白雪」の歴史の紹介、日本酒とビールを味わえるレストランがある。建物は蔵を改造している。

酒の名前で思い出す。

「能勢電鉄」平野駅の「白雪」ベンチ。かつては阪急の至る駅にあった。

余談だが、この酒の名前は阪急ユーザーにはかなり見慣れている。2000年代までは阪急のホーム上にある、ほぼ全てのベンチに広告を出稿していた。母方のおばあちゃん家が阪急沿線でよく乗ってた僕にとって、パステルカラーのベンチと共に印象に残っている。

ベンチがリニューアルされた今は阪急からは消滅したが、阪急グループである「能勢電鉄」には2023年現在も残されている。

ミュージアムを見学。

神社でよく見る酒樽
製造工程
なんでこんな低いんやろ?

そんな思い出のある清酒メーカーの酒蔵を見てみる。今でも発酵の管理などがシビアでハードだと聞く。そうして生み出される酒が極上なのはこういう手間暇があるのがよく分かる。

イマドキな

スマホかざしたら出てくる船。
イマドキなやつにめっぽう強いなぁ。
こんなのも。

よく見るとSNS大歓迎と言わんばかりの展示も。歴史はあるが柔軟さがすごい。

レストランでスイーツ

ミュージアムの下にはレストランもあって寄ってみた。ご飯は食べてきたのでスイーツを頂くことに。

テリーヌショコラとアメリカン

「テリーヌショコラ」。日本酒が練り込まれていて、食べるとチョコのビターな風味に日本酒の香りがよく合う。

弱い人も強い人も

会計で店員から

お酒大丈夫でした?

と聞かれたが、僕はそんなことはなかった。というのも体質に合わない人はちょっと注意が必要とのこと。それでも、良いバランスにはなってるそう。だからあんな食べやすかったわけだ。

店員ご自身も「酒に弱い」とのこと。でも、こういう人なら、弱い人なりの楽しみ方を薦めてくれそう。安心感はある。

お土産

白雪の酒粕汁。

その後、隣にある土産物屋にも立ち寄って、フリーズドライの粕汁も買った。

鮭入り粕汁。実家のやつより甘いのかも。

我が家でも粕汁はたまに出ていたからか食べていると懐かしい気持ちになった。

景観に調和してる

酒蔵を後にし、隣の建物をよく見ると「グッドデザイン賞」のマーク。

こんなケータイショップ、みーたことなーい!(byチョコプラ)

実は「タリーズ」とケータイショップ。酒蔵に合わせたのかは露知らずだが、こんな景観に調和したケータイショップは初めて見た。いや、たぶん京都にあるか。

知れば知るほど奥が深い。

清酒と言えば、伊丹よりかは「阪神電車」沿線にある「灘五郷※」の方が知られる存在。しかし、「伊丹の酒」も知れば知るほど奥が深いのかも。今度はビールか清酒と共に「うまいもん」を頂いてみたい。

※西宮市から神戸市東灘区、同市灘区にかけて存在する5つの酒蔵群のこと。「白鶴」「大関」「菊正宗」を始め、全国区の酒造会社の発祥が多い。

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