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県民大好きちゃんぽん亭

「ちゃんぽん亭総本家」というご当地チェーン店が滋賀にはある。「ちゃんぽん」と言えば長崎のものが非常に有名だが、滋賀ではそのアレンジ版と言える「近江ちゃんぽん」がある。給食でも「ちゃんぽん」と献立にあっても大抵は、“近江流”で出るほどソウルフードとして県民には定着している。
僕自身、地元にいたときは家族とここでランチを食べに何十回も行った。ただ、僕はご飯ものを好んでいたため、炒飯か唐揚げ丼ばっか食べていて、給食でしか食べたことがなかった。しかし、こないだ「ちゃちゃ入れマンデー」というバラエティ番組でこれが紹介されていて触発、ついに今日食べに行ってきた。そんな、近江ちゃんぽんの特徴や食レポ、などを綴る。

近江ちゃんぽんの特徴や始まり

野菜たっぷりでかまぼこが入るなど、長崎のものとの共通点があるが、スープは和風出汁をベースにしたあっさり風味のスープ。さらに食べ方として、途中でお酢を加えるという部分も長崎のものと決定的に違う。
「ちゃんぽん亭」の前身、「麺類をかべ」の店主が長崎で食べたちゃんぽんに惚れこんで、自身の店でも作ろうとした。しかし、豚骨ベースの白濁したスープが無く、元々うどんやそばで使っていた透明な和風出汁を代用で使ったことが「近江ちゃんぽん」の始まりである。これがうまいと評判を呼び、看板商品になり、今の「ちゃんぽん亭総本家」に名前を変え、全面に押し出すようになった。

食べてきた

そんな近江ちゃんぽんを食すべく、膳所駅前にあるちゃんぽん亭に行ってきた。地元高月にあったのとは異なって食券スタイルで、端末でちゃんぽんとミニ炒飯を注文すると「お好きなところへ」どうぞとそのまま通された。そのまま待っていて、「あれ?どこで食券渡すんだ??」とタイミングを伺っていると、食券を渡さないまま、頼んでいた1つの炒飯が運ばれてきた。厨房を見るとディスプレイに注文が反映されていて、それで注文は受けていたようで、非常に効率が良いことをしている。
そして、メインのちゃんぽんが運ばれてきた。

まずはスープを一口。お出汁の効いたあっさりした汁、そして麺は細麺で食べやすくて、非常に美味しい。過去に給食でしか食べたことない僕だったが、本家故にその看板は伊達じゃないことが分かる味だ。
だいたい3分の1食べた頃に、お酢をレンゲに注いで味変させる。そして、一口。甘味とコクが段違いに強くなって、思わずニヤニヤしてしまったほど美味しかった。
「今までご飯ものばかり食べていた僕は何してたんやろ」
と少し後悔してしまうほど。それぐらい本当に美味しかった。

ということで、今回は「近江ちゃんぽん」をテーマに綴ってきました。ちなみにこのちゃんぽん亭は滋賀の他、京阪神、東海、北陸、中四国の他、東京銀座にも進出していて、お近くの方は食べた人もいるのではないでしょうか。また、店舗が無くても通販でお取り寄せもできるそうなので気になった方は是非あり付けてみては?

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