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アニキと呼ぶこと

『サザエさん』を見ているとちょっと気になるシーンがある。「いその家」の隣人「伊佐坂家」の兄妹である甚六さんと浮江さん。このうち、浮江さんは甚六さんを「兄貴」と呼んでいる。弟が「兄貴」「姉貴」と呼ぶのは珍しくないが、妹が呼ぶのは珍しいと思うし、そういう違和感を感じている人も少なくないと個人的には思う。

僕の妹は「兄ちゃん」という呼び名ともう一つ「兄貴」という呼び方もする。最初妹は「ちょっと変?」などと聞いてきたこともあったが、上記のシーンを知っていたため、誰になんと言われようが、別にいいことにした。

僕の父親は3きょうだいの第一子で叔父や叔母からは「兄さん」と呼ばれてる。他にも、きょうだいの芸人では「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」などと呼んでる人、「ビタミンS」「雷鳥」などのきょうだいコンビでは兄or姉側の芸名がそうなってる人がいるなどしているが、「兄貴」「姉貴」と呼ぶのは畏まったときの硬い表現、あるいは怖い表現だったりもするかも?

とはいえ、「T.M.Revolution」の西川貴教さんは「西川のアニキ」などと呼ばれたりするし、NHKの気象予報士平井信行さんもツイッターで発信する気象情報で『ピースとアニキのお天気解説』と題して「アニキ」を自称し、「ピース」という自身の愛犬とともにお得意のイラストで分かりやすく伝えたりしている。そういう親しみやすいカッコ良さもあったりする。


「兄貴」と呼ぶことや呼ばれることについては人それぞれだし、呼んでる人によっては違和感を感じたりすることもある。とは言っても、カッコいい響きだったりするし、逆に親しみが込められていたりもするもんだ。

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