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本当に信じられる人

昨日、先輩のバンドのライブを見に大阪に行ってきた。ライブを見ていて、MCを聴いていたりすると、「本当に信じられるのはこういう人なんや」と深く刺さる出来事だった。

目当てのバンドで

トリのバンドでそのバンドが出てきたとき、僕は今までとは違うノリだった。本気で拳を上げ、思うがままに自分を表現する最大値で盛り上がった。皆が楽しそう、その点MCがよく響く。卒業後どんな闇を抱えてたか知る由もないが、僕の心の氷がどんどん溶かされていくような感覚だった。

先輩に変えられた

ギターボーカルで1個上のK先輩は、僕にとっては数少ない「変えてくれた人」。数年前に掛け持ちのラジオサークルを辞めようとして恐怖でウジウジしてたところ、K先輩と飲み会で相席、こう言われた。

なら辞めろ。俺は何度も逃げてきた。

この瞬間、僕の恐怖心は一瞬で打破。氷河のように崩れ去ったことで自分で辞める勇気を出すことができた。それぐらい印象に残っている。その上、弱さを否定せず、勢いも野球部のような生半可で嫌なものとは違う。人間性も尊敬できるのがこの先輩なのだ。

フィーリングが分からなかった

noteでは何度も言及しているが、僕は他人軸で生きてきて、何も考えず、恐怖に怯え、本音を押し殺して生きてきた。友達付き合い、親子関係も健全なものではなく、フィーリングや信じられる存在がよく分かっていなかった。結果的に、フィーリングが良い人であってもブランクがあったり、連絡先を交換しなかったことやちょっとしたコミュニケーションの軋轢で避けてしまうことがあったりして、どんどん孤独になっていった。

そういう僕にとって、K先輩は心の底から信じられる人だ。僕のことを苗字から「あさちゃん」と呼んでくれる距離感や感動したときに抱擁してくれるのも心の底から嬉しいことだ。この日は最高の夜とともに「本当に信じられる人」を見つけるコツや人柄を学んだ非常に良いライブだった思う。

サムネの写真はそのライブ直後に撮った大阪御堂筋のイチョウのイルミネーション。これがこのときの僕の心模様を反映しているようで沁みた。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。