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世代交代も早い新幹線

新幹線は通常の鉄道車両より寿命が短い傾向がある。ツイートにある上越新幹線E4系も1997年にデビューし、もうまもなく引退する予定。在来線、私鉄だと半世紀以上も活躍してる電車がいる中で、だいたい僕と同学年ぐらいの電車がもう引退というのは世代交代の早さを感じる。

2000年代の新幹線

↑500系(上)と700系(下)
僕が幼い頃見ていた図鑑では、東海道新幹線と言えば700系と500系がツートップだった。300系も「ひかり」「こだま」にシフトしていたとは言え、まだ主力という印象があった。母方のおばあちゃんに会いに米原から新大阪までよく乗っていたもんだった。700系、500系は東京行くときにわずかに乗っただけだったし、発狂しているわけではなかったが記憶には焼き付いている。

↑700系「レールスター」
新大阪駅ではフレッシュグリーンに衣替えした100系や「ひかりレールスター」をよく見かけた。後者は吉本新喜劇の辻本茂雄さんが座長だったときの公演で「横顔新幹線」とイジられる伊賀健二さんに対してもよくネタにされていたほど。それぐらい栄光の一時代だった。

↑E3系とE6系
一方東では、200系が現役を続けていて、E2系が全盛期、オール2階建てのE1系やE4系も通勤の切り札として目覚ましい活躍だった。E3系「こまち」「つばさ」いずれも200系→E2系にくっ付いてる姿はDVD、ビデオで何度も目にした。西に比べるとバラエティ豊かだったように覚えている。

2010年代の新幹線

↑N700Aのロゴ
N700系、「N700A」、さらには「N700S」と時代は次々と移ろい、300系、100系は完全引退、700系と500系の16両verはほぼ姿を消し、九州新幹線全線開業以降は「レールスター」がこだまにシフトするようになった。
東でもE5系(H5系含む)とE7系(W7系含む)が勢力を伸ばし、淘汰と高速化が著しい。秋田新幹線は2代目E6系になったし、山形新幹線ももうまもなく新型が投入される予定だ。一方で足湯とお座敷がある「とれいゆ」や“世界最速の美術館”「現美新幹線」などこれまでにない彩ある新幹線も登場してる。

500系に至ってはこれをモチーフにしたヒーロー「カンセンジャー」に始まり、「エヴァンゲリオン」や「ハローキティ」とのコラボなど、「のぞみ」で活躍してた頃、あるいはそれ以上の個性的で「三枚目俳優」のような活躍にも思える。

時は移ろい「新幹線=」という車両も10数年で大幅に変わったように思う。それでも、長きに渡って活躍する車両や個性溢れる列車も老若男女問わず魅了させる。さらには、アニメ「シンカリオン」では新幹線を保有するJR各社が監修しているリアルさがいい大人である僕でも楽しめるし、非常にかっこいい。ノスタルジーある僕世代の車両も良いけど、今の最新型もどっちもええもんやと感じる。それぐらい魅了する本質は変わらないのではないだろうか。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。