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嵯峨野線混雑、何とかしてぇ〜

時々ツイッターを見てると

嵯峨野線

というワードが度々トレンド入りしている。「みんなが行きたい人気の観光地」を走る土地柄やいろんなハンディキャップで実際のところかなり悩ましい事態になっている。

嵯峨野線ってこんな路線

京都駅から日本海側を経て下関の手前「幡生はたぶ駅」へ延びる「山陰本線」のうち、京都から園部駅(京都府南丹市)までの区間は「嵯峨野線」と愛称が付いている。沿線には「嵯峨嵐山」を始め、映画村のある太秦、梅小路公園など観光地が多い。さらに「立命館大学」「佛教大学」「龍谷大平安中学・高校」など学生利用や住宅街という環境でもある。

以前から混んでいた。

こういうこともあってか、以前から平日休日問わず昼間は慢性的に混んでいたものの、普通列車が1時間に3本+京都〜園部間の快速1本と少し本数が少ない。京都〜嵯峨嵐山間では一時期普通列車を4本に増やしたこともあったが、2021年のダイヤ見直しで削減されてしまった。あの時期はそれで良かったかもしれないが、今はむしろ仇となってしまった。

時間帯ごとの色分けで空いていると「水色」「緑」になってるところが嵯峨野線では多くの時間で混んでいることを示す「黄色」になっている。こないだ乗った感覚で言うと「オレンジ」にも近いのかも?

221系
223系6000番台

おまけに昼間の列車は4両編成が多く占めている上に「221系」「223系」という新快速として活躍したクロスシート車両。通路が狭い上に、キャパも少なめ。

救世主?

右が223系2500番台。元「関空快速」
異彩を放つ見た目。
車内はこんな感じ。通路は広め。

2023年3月のダイヤ改正からは減便で余ったのと、旧型車の置き換えを目的に「223系2500番台」という車両が阪和線から京都へ異動してきた。「関空快速」用で大型荷物を考慮して1列分座席を少なくして通路を広く取っている。この構造だから「救世主」として嵯峨野線で走ってはいるが、湖西線、草津線と共通のローテーションを組んでいるというのがもったいない気がする。

それに加えて京都駅手前は単線区間が微々たる距離で残っていて、「キュッと」狭まっている。増発の上でこれはかなりの足かせにはなっている。

マッチングは良さげ、でも…

ツイッターを見てみると、喧々轟々と意見が飛び交っていて、「こんな車両どう?」というのもある。

奈良線205系。

1つ上がったのが奈良線の「205系」。「4扉、ロングシート」という路線環境のマッチングとしては良さげ。奈良線自体も宇治市や城陽市など人口の多い街、伏見稲荷や東福寺などの有名観光地を擁するという共通点もあって活躍はできそう。ただ、構造が大きく違うことや車両のやりくりに手間がかかりそう。それに、そもそも「奈良」を拠点に置いている。

これが現実的?

ここはもう

  • 嵯峨嵐山行きの復活

  • せめて6両増強

  • 梅小路の予備をフル活用

ぐらいが現実的なのかも。一応旧型車引退によって6両編成が進出してきてはいるし、過去にやっていた「嵯峨嵐山行き」の復活も決して難しくはないかもしれない。個人的には「227系」を増結用で造って欲しかったりするが、喫緊でできるかと言えば微妙なところ。

増結兼ワンマン用223系2両。こういうのを増やしてくれたらなぁ…

私見も入り混じってはいるし、どうするかは結局会社が何も言わないことには始まらない。多分もうじきマスメディアが目を付けて取材し始めてる予感はしている。なんせあんなにツイッターでトレンド入りしてるというのと、インバウンドが戻ってきた書き入れどきにもったいないことしてるから余程のことだ。ついこないだも乗ってみたら16時台だというのにドア付近が「ライブ開始5分前」みたいな混雑ぶりだった。ヘビーユーザーではない僕だけど

ホンマ何とかしてぇ〜

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。