マガジンのカバー画像

週刊!リハマガ! ~整形リハビリの考え方~

マガジン名を変更し、内容もリニューアルしています!リニューアルした記事は値上げしますので、早めの登録がおすすめです! このマガジンでは運動器の文献から得た知識をまとめて発信しま… もっと読む
twitterでは書ききれない内容をこちらのプラットフォームで見ることが出来ます!1500~200… もっと詳しく
¥500 / 月
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

外側縦アーチの役割 ~バランスと歩行への影響~

足部には内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチが存在しており、個々のアーチはもちろん大切ですが、協調的なアーチの関係性もとても大切になります。 3つのアーチが存在するからこそ、歩行の衝撃吸収や蹴り出しを効率的に行うことができ、バランス保持や体重を支持することができます。3つのアーチのうち一つでも機能が低下すると、これらの機能も低下してしまいます。 今回の記事では、外側縦アーチの形態や解剖学的影響から役割を考え、歩行やバランスにどのような影響があるのかを考えて行

変形性膝関節症とKAM ~膝OAの進行や予後予測因子~

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

上腕三頭筋に介入し屈曲と外転可動域を獲得せよ!

臨床で肩関節疾患の肩関節屈曲、外転可動域制限はよく出会う問題の内の1つです。肩関節屈曲可動域制限と言っても、筋肉、滑液包、関節包など多くの組織が関与するため、ひとくくりに考えてしてしまうと危険です! 今回の記事では、上腕三頭筋と周辺組織の関係性から、肩関節屈曲-外転可動域制限について考えて行きたいと思います! 上腕三頭筋が肩関節屈曲や外転可動域制限に関与するといわれると少し疑問に思われるかもしれませんが、上腕三頭筋の詳しい解剖や機能、周辺組織との関連を考えると理解すること

前鋸筋への介入をする前に…~効率を上げる下準備~

前鋸筋への介入はスポーツ選手や肩関節疾患がある患者さんでは実施されること多いと思います。例えば、スポーツ選手(オーバーヘッドスポーツ)であれば、肩甲骨の安定性を改善するために実施されるかもしれません。 また、肩関節周囲炎で腱板機能が低下している場合やPainful arcが認められるような患者さんでは、肩甲骨の動きを引き出すために前鋸筋への介入が選択されるかもしれません。 僧帽筋と前鋸筋のバランスを改善させ、協調的な肩甲骨の動きを引き出し、肩関節可動域の改善や腱板筋の収縮