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週刊!リハマガ! ~整形リハビリの考え方~

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2022年10月の記事一覧

変形性膝関節症に対する大腿四頭筋のトレーニング ~どの程度鍛えたらよい?~

変形性膝関節症は日本のみならず、世界の人々が苦しめられている整形外科的疾患と言っても過言ではありません。 KOAの症状はさまざまですが、主に「膝関節の疼痛、下肢筋力低下(四頭筋)、膝関節不安定性、関節のこわばり、身体機能低下」などが挙げられます。 また、KOAは機能面の問題だけでなく、活動量の減少や立ち上がり・歩行能力の低下など、日常生活活動にも影響を与えます。 セラピストはKOAの発症要因を理解し、症状改善や進行予防に努める必要があります。そこで、今回の記事では、”K

肩関節周囲炎で肩甲下筋に短縮・スパズムが生じる理由

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Short foot exerciseって難しい…   他の方法でトレーニングできないの?

足底内在筋は4層から成り、足部アーチの支持やバランス能力に関与します。そのなかでも、筋断面積が多い、母趾外転筋、小趾外転筋、母趾内転筋は重要な役割があります。 足底内在筋に機能低下が生じると、バランス能力の低下、歩行能力への影響、足部形態の変化などが生じます。例えば、母趾外転筋の機能低下は外反母趾や扁平足に関連し、小趾外転筋の機能低下はアキレス腱炎や後脛骨筋機能不全症に関連する可能性があります。 また、高齢になると足趾筋力が弱化します。足趾筋力の弱化は転倒の独立した危険因