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note記事のスキ数を増やす為に分析している話④

こんにちは、フィードフォースという会社でデータアナリストとして働いておりますkatooです。もうすぐ新卒社員が入ってきて、データ分析チームにも一人配属になるのでワクワクしております。

さて今回の内容は「note記事のスキ数を増やす為に分析している話③」の続編になります。この記事に興味を持って頂いて、まだ③をご覧になられていない方はまずはそちらをご覧いただければと思います。

これまでの流れを整理するとそもそも私は現在、会社のnoteの編集部の一員としてスキ数を増やす為の分析をしています。そしてスキ数を増やす為のKPIはPV数で、PV数を増やす為には「記事タイトル」「記事の1行目」「タイトル画像」が重要だということがわかっております。これまでは記事の一覧をPV数の多・中・少に分類して「記事タイトル」や「記事のテーマ」がPV数にどう影響を与えているか見てきました。

そして今回は「タイトル画像」がPV数にどういう影響を与えているか分析しましたのでその内容を紹介します。

1.「タイトル画像」にも「記事タイトル」を入れるべきか?

まずはタイトル画像にも記事タイトルを入れたほうがPV数が多いのかどうか見てみました。

例1

そもそも私が初めてnoteを書いた時は当然入れるべきだろうと何の迷いもなく入れていましたが、上の画像のように会社で投稿されている記事の「タイトル画像」を見ると入っているものと入っていないものが五分五分だったので、気になって検証してみました。

結果を見てみるとPV数が「多」または「少」と分類されるものには記事タイトルが入っていて、PV数が「中」と分類されるものには記事タイトルが入っていない傾向でした。つまりどちらでも良いということですね。個人的には画像にも記事タイトルが入っていたほうが、一目で何の投稿か分かりPV数も多くなると思っていたので意外でした。ただ画像を担当している人からすると、人を目立たせたい時は記事タイトルは入れたくないそうで、どちらでも良いという結果は都合が良かったみたいです。

2.「タイトル画像」は明るいほうがいいのか?

次は「タイトル画像」の明るさについて見てみました。

例2

「タイトル画像」は人やイラストを明るく見せる為に全体的に明るめに作ることもあれば、右側の画像のように「記事タイトル」を際立たせる為に暗めに作ることもあります。

これについてもPV数に影響があるか見てみると全く関係ありませんでした
そもそも上記の検証で「記事タイトル」が有無がPV数に影響がないという結果だったので、「記事タイトル」を際立たせる為に画像を暗くしても影響がないというのはその通りだなと思いました。

3「タイトル画像」はオリジナルがいいのか?

次は「タイトル画像」はオリジナルがいいのかどうか見てみました。

例3

会社で投稿している記事の「タイトル画像」は写真や、デザイナーが作りこんだイラストなどのオリジナルのものと、フリー素材に「記事タイトル」だけ挿入したものとの2パターンあります。オリジナルのものは時間がかかるので苦労対効果の有無が気になったので検証してみました。

結果を見るとPV数「多」の記事はオリジナル画像が約9割、PV数「中」の記事はオリジナル画像が約7割、PV数「少」の記事はオリジナル画像が約4割使われており、オリジナル画像のほうがPV数が多くなる傾向が見られました。
やはりオリジナルは手作り感があり熱意が伝わるということがあると思いますし、一方でフリー素材を使用すると既視感がでてしまい見てもらえる確率が下がるのだと思います。この結果を担当者に伝えると「手が抜けなくなる(笑)」と言ってましたが、苦労が報われていて良い結果でした。

4「タイトル画像」には人の顔が映っていたほうが良いのか?

最後は「タイトル画像」には人の顔が映っていたほうが良いのかを見てみました。

例4

先ほどのオリジナル画像の中でも写真の中で人の顔が映っているものと景色だけのものがあります。人を撮影しようと思うとやはり準備が必要だったり、リモートワークをしている場合はいつ出社するかの確認が必要だったりするので、先ほどと同じくその苦労対効果の有無を検証してみました。

結果を見ると人の顔が映っていたほうがPV数が多い傾向が見られました。
やはり景色だけの写真だとやや堅苦しく見えますし、社員の顔が映っていると温かみが感じるのかなと思います。

以上が今回の分析結果でした。改めてまとめると
・タイトル画像に記事タイトルはあってもなくても良い
・タイトル画像は明るくても暗くても良い
・タイトル画像はオリジナル画像のほうが良い
・タイトル画像に写真を使う場合は人の顔が映っていたほうが良い

という結果でした。

本記事が少しでもみなさまの参考になればうれしいです。読んでいただきありがとうございました!次回は分析をはじめて約半年たつのでその成果と今後の取組ついて紹介したいと思います。

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