2019プロ野球総括パリーグ編

今年のプロ野球を楽しむために昨年のプロ野球を総括~パリーグ編~

みなさんこんちには!
さて今回も今年のプロ野球を楽しむための改めて昨年のプロ野球を総括してみました。パリーグ編です。

ご興味ある方セリーグ編はこちらをご覧ください

ちなみに今回記事のタイトルから「パワプロ風」というタイトルはとりました。よく考えたら最近の野球ゲームはパワプロに限らず選手の能力をA・B・C・・・とかで評価しているので(^^;

ですがいずれにせよ野球ゲームっぽく選手を評価していますので、分かりやすいかなと思いますので、是非この記事を見て野球に興味を持っていただけたら嬉しいです。

各球団の代表選手の評価結果

それでは早速選手の評価結果です。評価項目はセリーグ編と同様なのですが、野手のチャンスの項目だけ評価の仕方が違います。セリーグ編はYahooのスポーツナビのデータの得点圏打率から評価しましたが、パリーグ編を集計しようとしたところ昨年のデータが消されてしまっており、今回は各チームのオフィシャルサイトからデータを取得したのですが、得点圏打率のデータだけありませんでした。なのでチャンスの項目だけ少し正確ではないのですがご了承下さい。

パリーグ打者

まずは野手です。チャンス以外の項目はセリーグ編と同じ基準で評価しております。チャンスの項目は打点から評価しているので、どうしてもクリーンナップの選手が高く評価されがちになっております。そしてその5項目の評価を数値化して出場試合数を掛けたものを年間の貢献度と計算した結果、各チームトップの貢献度だった選手が上記の選手になります。西武は外崎選手がトップの貢献度となりました。元々色々なポジションが守れるマルチプレーヤーで数字に表れないところの貢献度が高い選手ではあるのですが、昨年は成績でも貢献度が高かったということでパリーグでは西武ファンの私としては嬉しく思います。その他気になったのが日本ハムは大田選手が貢献度トップになりました。巨人ファンの私としては、大田選手が日本ハムに移籍してから覚醒したとされる報道には少し違和感を感じており、個人的にはもっとできる選手だと思っています。ただここでの集計上では日本ハムでの貢献度トップということでそれには関しては素直に良かったなと思いました。

パリーグ投手

次は投手です。こちらはセリーグ編と同様に評価しております。西武は若い今井投手が貢献度トップですがAがつく項目が一つもありません(苦笑)。西武の投手事情の苦しさが見てとれますね。その他全体的にAの数がセリーグより少ない結果にもなっております。パリーグは打撃が強いのでその傾向が表れているのだと思います。

各球団の評価

それでは各球団の評価結果になります。セリーグ編と同様に個人の評価結果を数値化したものに野手は出場試合数、投手は投球回数をかけて貢献度を算出し合算して各球団の評価を算出しました。そして結果を比較しやすいように偏差値をつけてレーダーチャートにしたのが下記結果です。

パリーグチーム打撃力

まずは野手の結果です。黒の線が偏差値50の基準となるラインで赤が実績です。西武は山賊打線と言われるほど圧倒的打撃のチームのイメージですが、そのままグラフに表れております。ソフトバンクは西武ほどではありませんが全ての項目で基準より高くバランスが良いですね。楽天は走力だけ基準以下であとはほぼ基準のラインです。走力を改善すべきか、それ以外の項目を伸ばすべきかは、後術する今季の強化ポイントのところで触れたいと思います。

パリーグチーム投手力

次は投手です。西武は投手力が弱いというのが如実に表れています。野手のほうもそうですが印象と分析結果が一致している分かりやすいチームです。ソフトバンクはコントロールと被本の項目が基準を下回っておりますが、被打の項目が一番高いので、ホームランは打たれるけどヒットはあまり打たれていないのであまり失点にはつながっていないのではないかと考察できます。実際のチーム別の失点を確認したところソフトバンクが一番失点が少なかったです。楽天はまずスタミナと奪三振が基準より低くなっておりますが、おそらくこれは2枚看板の則本投手、岸投手がそれぞれ離脱してしまった期間があったのが影響していると思います。被打と被本の項目はソフトバンクと似たような結果となっておりやはり失点は少なそうなことが想像できますが、実際に楽天はソフトバンクの次に失点が少なかったです。

今季の強化ポイント

最後に今更ですが今季の強化すべきポイントの分析です。
セリーグ編同様に昨年の結果の中でも何が重要な項目なのかを重回帰分析という手法を使って見てみました。すると野手のミートと弾道、投手のスタミナ、被打の4項目が重要であるということが分かりました。スタミナ以外の3項目はセリーグと同じ項目が選ばれたのでミート、弾道、被打はセリーグ、パリーグ問わず重要ということですね。ミートは打率、弾道は本塁打率、被打は被打率から評価しておりますのでこの3つの数字が良い選手は各球団大事にしたほうがいいのではないでしょうか。

パリーグ強化ポイント

ではその3項目に絞って改めて各チームの評価から今季強化すべきポイントを見てみます。西武は被打の項目です。とにかく投手力が弱いのですが、その中でも中継ぎ、抑えは昨年は少し改善されたこともあって優勝できたと思うので、今年は先発投手陣の補強・育成が必要かと思います。ソフトバンクはこの4項目は全て基準以上なので特にここという補強ポイントはないですね。流石昨年クライマックスシリーズを勝ち抜いて2年連続日本一のチームです。しいて言えばこの4項目と関係ありませんが、ケガ人が多かったことがペナントレースでは2位になった要因かなと思うので、ケガをしないチーム作りが重要ではないでしょうか。楽天はスタミナの項目なので先発投手が課題です。則本投手と岸投手が期待通りの活躍をしてもらえればある程度改善しますが、昨年投手の中で一番貢献した美馬投手がFAで移籍してしまったので、その穴を埋めることが重要になってくると思います。

さてパリーグ編も昨年の総括から今季の強化ポイントまで書きましたがいかがでしたでしょうか?セリーグに比べてパリーグの試合はあまり見れていないので考察があらくなってしまったかなとやや反省しております。通常の業務でもそうですが、ただデータを分析するだけでなく分析対象を理解することが重要だということを改めて認識しました。今年はパリーグも注目したいと思います。

次は開幕が近づいてきたら、私の好きな巨人と西武をピックアップした記事を書きたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。


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