スタートアップ1年目の事務

創業1年目の事務作業が非常に面倒で、誰も教えてくれなかった罠がたくさんあったので書き残しておきます。

主に出てくる関係各所

①法務局、②年金事務所、③税務署、④都税事務所、⑤労働基準監督署、⑥ハローワーク、⑦銀行、⑧商工会議所、⑨区役所

豊島区なのですが、この①から⑨の一件一件の距離が地味に遠い。なぜ近くにないんですか?と誰かに訴えたくなります。笑

申請の際には移動も含めて各所1時間くらいは時間を取って行動しないと厳しいです。 

それではいきますね。

6月 法人を設立しました。

法人設立申請書提出(法務局)→登記完了まで1週間かかります。登記が完了しないと登記簿謄本と法人の印鑑証明が取れないので銀行の口座、クレジットカードが作れない。→融資も申請できません。

なんで同時に進められないの???って憤りがすごいけど我慢してください。銀行の口座はいきなり行っても作れないので相談に必ず行ってください。※ちなみにほぼほぼ一見さんお断りのシステムで、誰かの紹介じゃないと厳しいです。3月につないでもらって挨拶に行きました。4月に事業計画書とか30枚分くらいの資料を持って説明にいきました。

 法人の設立申請を提示してから、1週間して登記が完了した旨の連絡がきたら再び法務局に行きます。

印鑑カードの申請をして、登記簿謄本(10部くらい)と印鑑証明(4部くらい)を手に入れたら税務署、都税事務所、年金事務所、銀行、に書類を提出に行きます。(役員だけしかいない場合には労働基準監督署、ハローワークは行かなくて良い)+補助金、助成金申請。

※労働基準監督署でもらった書類をハローワークに持っていくので必ず労基→ハローワークの順に行く。豊島区は徒歩20分かかるので逆に行かないように気をつけて。

7月 はじめての給与振込み。計算ミスする。源泉所得税と年金支払い。私たちは6月末締め。翌20日払いにしてるので6月分の給与を7/20に支払いました。勘違いして7/31までに社会保険料納付。特例出してない人は8/10までに源泉所得税を納付。

 ・源泉所得税は特例納付だしておけば半年に1回でよい!絶対出しておいた方がいい。

※FreeeもしくはMoneyforwardは最初からちゃんと勉強しておいた方がいい。入力の仕方ちゃんと勉強しないと大変なことになる。

8月 法人の事務所を引越し。

レンタルオフィス→賃貸マンションへ。

臨時株主総会議事録。法務局。定款変更。HP書き換え。各種変更届(税務署、特許庁・・・)本当に面倒。

9月 融資が振り込まれる&従業員の採用

労働基準監督署、ハローワークに届出。

その前に就業規則をつくる(10以下はマストではない)、採用関係の書類を作る。労働条件系の文書作るのほんと大変。フルフレックス制。リモートワーク大変。

9月に年金の改定があるのでチェック。10月支払い分の年金計算変わります。

11月 休息

12月 年末調整と固定資産の書類作り。従業員全員の年末調整をします。スタートアップだと本業が他にいる社員がいたらどっちがメインでやってるかにより予め届出をして明確にしてないといけないです。1月に入ってメイン事業所を変えたいという社員がいて大変でした。

1月 所得税納付。総括表の提出。従業員さんが住んでる各市町村にいちいち送らないといけません。ELTaxでゴリ押しでできなくはないですがより面倒でした。フルリモートワークで全国どこでも働いてる場合は気軽に窓口に行けないので担当者さんを信じて郵送で送りつけるのが良いです。間違ってることがあったらちゃんと電話かかってきます。

2月 休息。

3月 棚卸し。決算準備

ドキドキの決算。わからなすぎて3月そわそわしますがSaaSだと特にやることありません。会計ソフトの入力をしっかりやると良いです。

4月 決算資料作成

税理士さんにスケジュールの希望を予め伝えておき、会計入力のミスを直しましょう。

5月 定時株主総会。法人税、法人住民税などの支払い。

6月 確定雇用保険・労働保険料の支払い。源泉所得税の納付。年金事務所に書類提出。

いかがでしたでしょうか?自分がやってきたことを振り返ってみました。スタートアップ企業では無駄な経費を少しでもかけないように経営者がやる場合もあると思いますが、少しでも参加になれば嬉しいです。(少しずつ情報追加していきます)

わからないことがあれば気軽に相談してください。




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