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Product Hunt 2021/3/28週 TOP5

こんにちは。Z Venture Capitalの山下(Twitter:@JP_YJC)です。

前回までは「YJキャピタル」としてnoteを書いてきましたが、4/1にYJキャピタルはLINE Venturesと統合し、「Z Venture Capital」に生まれ変わりました。

私もZ Venture Capitalのメディア領域投資担当として活動してますので引き続き、よろしくお願いします!

さて、Product Huntで先週人気のあったプロダクトTOP5を紹介していきたいと思います。

第1位:Wormhole

Wormholeはクラウドストレージサービスで、エンドツーエンドで暗号化され、安全性が高い点とどんなに重いファイルでも2秒で共有できるスピードが特徴です。

通常、Dropboxといったストレージサービスはファイルをアップロードする際にファイルを暗号化したうえでデータアップロードされ、暗号化した鍵を「アップロードした本人」と「管理者」が保有します。

Wormholeの開発者は鍵を「管理者」が持つと、悪意のある管理者から情報を見られてしまうリスクがあるという思想から、「アップロードした本人」にしか鍵を持てないエンドツーエンド暗号化方式を採用しています。

これにより情報共有における流出リスクが極めて低い点が特徴です。

加えて、ファイル共有スピードも特徴です。

通常クラウドストレージサービスならファイルアップロード後にURLが発行され、それを送信先に共有するのが一般的ですがWormholeはファイルアップロード中に2秒ほどでURLが発行され、アップロードが完了していなくてもURLからダウンロードを同時並行で開始可能です。

個人間でのファイル共有ツールとしては至れり尽くせりなサービスで、堂々の第1位でした。

第2位:1Feed

1Feedは、様々なSNSのフィード情報をシンプルに一括して閲覧できるサービスです。SNSは年々、広告やレコメンドでTLがごちゃごちゃして見にくくなってくるケースも増えてますが、1FeedはシンプルなUI/UXで「誰が最近どんな投稿をしたか」だけがTLに表示されます。

実際にZ Venture Capitalの現場メンバーでFeedを作ってみるとこんな感じ。

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非常にシンプルで、「誰が何を言っているか」が一目でわかります。

個々人の投稿をスクロールすると、その前後の投稿も確認できますが、4投稿以上過去の投稿にさかのぼるにはプレミアムプランへの課金が必要で、プレミアムプラン加入がマネタイズの主力になっています。

第3位:PARAGONCONNECT

PARAGONCONNECTはSaaS間連携・統合を数分で完了させることができるローコードサービスです。

例えばB2Bソフトウェア企業の場合、Salesforce、Slack、Hubspot、JIRAなど様々なSaaSとの機能連携・統合などのニーズが出てくるかと思います。

これらの開発を、Paragon Connectを活用すれば数分で完了させることができます。例えば、slackとの統合のデモがYoutubeで掲載されているので以下をご覧ください。

今やSaaSも企業によっては100以上のサービスを活用している企業が出てきているので、この手のサービスがProduct Huntで上位に上がる機会も多いです。

第4位:Yuzu

Yuzuは、カスタマーサクセスや契約作業などのワークフロー構築ツールで、単なるMAツールと異なる点は「自動化できるポイント」と「人が介在すべきポイント」の二つのフローを区別して、ワークフローに落とし込める点がポイントです。

MAツールによる作業の自動化は、様々な企業で導入が進んでいるかと思いますが、いまだに人力が必要なポイントもあります。

例えば契約書締結作業であれば、契約書のひな型通りに契約が進めばほぼ自動的に契約手続きが進められるかもしれませんが、ひな型から契約書文面を変更するなら、人の手が外在することになりますよね。

Yuzuは、そうしたイレギュラーなシナリオかつ、人の手が介在する必要のあるパターンのワークフローも含めて構築することができるサービスです。

こちらもデモがあるのでご覧ください。

MA自体はUiPathなどを筆頭に導入が進み効率化が進んでいますが、結局イレギュラーな作業が発生したら、手元のマニュアル確認しながら作業を進める、なんてケースは多いのではないでしょうか。

このツールは、業務改善というフローそのものに着目している点が一番の差別化ポイントだと感じました。

第5位:Product Management Templates

第5位はProduct Management Templatesで、Uber、Amazon、Spotifyなど9つのプロダクトマネジメントのシナリオテンプレートを提供しています。

どんなサービスでも運用にあたっては一定のワークフローやチェック項目・課題などが存在しますが、それらのテンプレートがいちいちググらなくてもこのページからダウンロードすれば活用できます。

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一般的にBtoBtoCモデルのサービスであれば、初期導入後に、サービス拡大に応じた機能追加や、カスタマーサクセスのワークフローなどより複雑化していくケースが多いかと思います。

これらのメソッドもプロダクト別にまとまっているので、気になる方はぜひチェックください。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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