4/24 リハビリ日記

 しばらく文章を書けていなかった。書けなくなるとだいたい、何を書けばいいかわからなくなって、そして少し書いてもこれではダメだと思ってしまう。書けるときはずっと適当につらつらと書くだけで、それの完成度なんて気にしない。そもそも何か特別な良いことを書きたいとも思わないし、偶然そういうものができたらすばらしいことだけれど、それは私の能力を超えたもので、私ができることは日々ひたすらに書くことだと思っている。それ以外の煩悩が増えて、完成度を高めようと思ったとき、結果的に私は何もしないようになってしまう。

 いま以上を求めると、だいたい焦るだけになってしまう。そして変な行動をとる。より悪化する。あるいは、焦るだけ焦って何もできなくなる。だから大抵は後退しかできなくなる。前に進むには良い感じで力を抜かなければならない。こうしなければいけない、なんて強迫観念は少なければ少ないほうがいい。どういう結果になってもかまわないけど、こうしたいからこうしよう。そう思えたときがいちばんうまくいく。

 過去を振り返ると、自分が何もしてないようで焦ってしまう。今年の四カ月を振り返ると、何もしてないようで焦ってしまう。でも、事細かに見てみると、確かにその場その場でいろいろしている、考えて、楽観的になってのびのびしているときもあれば、焦って変なことをやらかしそうになったときもある。そういう日々が重なって、四カ月という時間になった。それが良いことなのか、悪いことなのか、なんていま判断する必要はまったくない。

  しかし一週間ぶりくらいに文章を書くと、なんか本当に浮かばない。もともと書くことがない。でも、前は書くことがなくても10分あればつらつらと書けていたのだ。なんとなく自分の身体のリズムが悪い。乗れてない。イケてないヤツになってしまっている。

 これはリハビリで、とりあえず一週間くらいはこういう感じなのだろう。内容はどうでもよくて、リズムを取り戻すための文章。リズム感さえあればなんとか生きていける。それさえなくなったらもうどうしようもないからね。

 今日ものびのび生きてく。音痴だけど、気持ちよく生きていく。

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