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20230809  少しずつ変わっていくからさ、もっと自分を褒めるよ。

 なんか知らんが元気になってきたときに、つい、大きな目標を立ててしまう。
 それは私のことをよく知っている周りの人ならば、私がそんなことをできるはずがないとすぐにわかるようなことだ。私自身、冷静になって振り返れば、できるはずのない目標だと気づく。でも、その時はやる気が出てるから何でもできる本当に思い込んでしまう。元気な時の自分が本当の自分なんだと信じて疑わない。

 これは目標を達成できない人が、よくやってしまうことなんだろう。ダイエットをしようとして、いきなり断食をしようとする。もちろん、そんなことは続かない。まずするべきことは、現状の食生活を振り返り、簡単にやめれることを探すことだ。そんなことはわかっている。でも、やはりやる気が出ると、すぐにその効果や結果が欲しくなる。だから極端な行動に出てしまう。私はもう二十歳の時だが、ダイエットをしようと思って三日間ほど何も食べず、それでいてランニングをしようとして、本当にその場に倒れこんでしまったことがある。まったく馬鹿なことをしているが、その時はそれがもっとも良い方法だと思い込んでいた。
 
 小さなことからコツコツとやる。簡単でいてむずかしいことだ。小さなことは、きっと小さければ小さいほどいい。たとえば、部屋をきれいにしたい、と思ったときに、「机の上だけは物を置かないようにしよう」とか、それでも大変なら「布団だけはちゃんと畳もう」とか、「ペットボトルのゴミだけは捨てよう」とか限定して、必ず毎日できることをする。すでにできている人から見たら滑稽に見えることを、一生懸命にやる。
 これくらい小さくしないと、できていないという状態からできている状態に変化するのはむずかしい。習慣を変えるのは本当に大変だし、ストレスなことだ。長期的な目線を常に持ち続けて、そのために行動することはつらい。

 いま、私には叶えたい目標がいくつかある。たとえばその一つに、

・ダイエットをする

というものがある。しかし、これでは目標が曖昧なので、もう少し具体的にすると、

・一か月に2キロ痩せる

としてみる。そのためには、

・間食をしない

ということをしてみる。これでは今の私にはハードルが高くてすぐ破ってしまいそうなので、もう少し具体的に、

・ジュースを飲まない

としてみる(私はかなり甘い飲み物を飲んでいる)。しかし、もしどうしても飲みたくなったら、

・ジュースを飲みたくなったら、炭酸水か0カロリーのものを飲む。

としてみる。これくらい具体的にすると、ようやく達成できそうな気がする。

 そして、実際に続いたとしても、結果が出るかどうかはまたわからない。体重はたいして変わってないかもしれないし、なんなら増えていることだってあるだろう。
 もちろん、目標を達成したいならば、やるべきことを改善していかないといけない。しかし、もし一か月じぶんの決めた目標、つまりここの例でいうならば「ジュースを飲まない、飲みたくなったら炭酸水や0カロリーのものを飲む」というものが達成できたなら、それをやり遂げたという達成感と、自信はつくだろう。それこそ、ダイエットに必要である意志力を鍛えられたことになる。

 そんなことを考えながらでも、とにかく、いま自分が続けられそうなことを少しずつやっていくしかない。なんにしたってそうだ。結果が出なくても落ち込む必要はない。ただ淡々とやっていけばいい。自分のことは自分で甘やかす。そんな感じで生きていく。2023年の夏。


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