見出し画像

7/4 ゆだねる

 調子が悪くなると、誰かに自分のことをゆだねてしまっている感覚がある。

 すべてをゆだねてしまえるなら、まだ気持ちは楽なのかもしれない。しかし、中途半端に自分への評価を他者にゆだねて、そして妄想し、周りが自分を責めて立てているように仕立てる。こんなことをもう何年もやってきたような気がする。周りは手を差し伸べているのに、それが攻撃に見えてきて、怖くて、逃げたり歯向かったりしてきた。

 後悔する。いまの自分には足りないものが多く、もうどうしようもないんじゃないか、そんな考えが浮かぶ。別にそんなことはないし、これはただの思考の癖みたいなもので、考えても仕方がないことだと自分に言い聞かせる。十年前から、もう自分はダメだとずっと考えてしまう。そして自分を自分で癒す。治療する。ふたたび悪い考えが浮かぶ。悪い習慣だ。

 さいきんは夜になると疲れていて、何もできないことが多い。疲れているのに眠れずに、布団の上でごろごろして、気づいたら日付がかわっていたりする。ようやく寝ることができても、すぐに起きて、中途覚醒をくりかえし、朝になっても熟睡感がない。珈琲の飲みすぎだろうか? それとも、精神的な何かだろうか。

 31歳にして、精神障害を言い訳にしてきたが、普通に言えば恥ずかしい人生を送っている。まともにお金を稼ぐことができずに、依存しまくっている。まあでも、数年前の自分よりははるかによくなっている、と自分に言い聞かせて、とりあえず目の前のするべきことに集中する。数年単位で見れば明らかに良い方向には行っているのだが、しかし思いのほか変化のスピードは遅く、焦りを感じる。いつになればまともになれる? なんて、まともの定義すらわかっていないのに、思ってしまう。

 いや、いつまでもこんな暗い自分語りのnoteを書いていたくもないな。しかしただ生活しているだけでは書くこともない。
 明るいことが書きたい。ただ読んでいるだけで、なんとなくここちの良い文章が書きたい。そして読みたい。

 でもそんなことはまだまだ先になるのかもしれないし、明日にはできているのかもしれない、未来のことはわからないし、とりあえずふわふわさせて、いまからおいしいカルボナーラを作る、それでいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?