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ヨーロッパで人材採用③

先日は新たに採用した契約解除した人のお話を書きました。本日は2日でやめてしまった人のお話です。

ワタシは某ヨーロッパの中小企業に出向しています。財務回りを担当しています。部署のマネジャーが辞めたので(経緯はまた今度書きます)新たに探していたのですが、それが前回書いた契約解除した人です。

すぐに求人広告を出しました。またもIndeedです。そしてやっぱり自国民はほとんど応募してこない・・・。給料が安いのかなと思いつつ、でもそもそも今の部署7人のうち、6人は移民2世です。アジア系、南米系、アフリカ系など。。そう考えると、給与だけの問題なのか疑問です。

人事部になんで「応募者は外国人ばかりなの?」と聞いたら「だって応募要領英語で書いてあるから」と返事。あっそうか、と思って翻訳してもらって、英語と併記で応募しました。

でもやっぱり応募してくるのは外国人ばっかり。悪くないのですが、この国での就労経験がないと「思ってたんと違う」となるので、自国民がいいなと思っていました。ですが、応募がないのでは仕方がない、この中から探そうともってレジメを見ていきました。経理経験豊富な人やAuditorやってましたとかいう人も応募してきて「すごい!こんな経歴の人も応募してきてくれるんだ」と思って、でも入社後に働かないといけないのできちんとテストもし、面接でも細かいことを聞いて、ようやく採用しました。アルメニア出身の女性で、子供が2歳。通勤には1時間と少しかかるけど、面接で「通勤は苦にならない。働きたい」ということ。過去の業務内容もきちんと説明できて、人柄も会社の雰囲気に合いそうだし、この人に決めました。

あ~これで一安心、と思った2日後。。。

「やっぱ辞めます」

「えええええー!」

「通勤に1時間以上かかるけど、子供がまだ小さいので一緒にいる時間がないのが寂しい」

ちょっとまてまて、それは面接で何回も確認したじゃない!「こども小さいけど通勤時間がかかるけど大丈夫?」って、3回の面接で3回聞いたのに!

最終候補者がもう一人いたので慌てて連絡を取ったけどもう別の会社に決まったって言われてしまいました。そりゃそうだ。

こんないい加減な人を見抜けなかったか・・・。会社は公共交通機関のアクセスが良くないところなので、意外と時間がかかります。車があればすぐだけど。だから車のない人にはちょっと厳しいのです。

だからこの国での就労経験無い人取るのって難しいなあと実感しました。でも誰でも良いわけではないし、知名度無い中小企業だし。

なかなか難しいです。まだまだ話題がありまして、次は元コンサルのイケイケなインド人女性のお話です。

読んでいただきありがとうございました。Noteを読んで頂くと励みになりますね。このまま継続したいと思います。