【チーム】”強力なリーダー”よりも、チームにとって大切な存在
こんばんは。伊藤です。
本日もKocsで”知の共有”ウェビナーに参加してきました。
※ウェブ+セミナーでウェビナーというらしいです。最近知りました。
講義を聞くだけでも十分面白いですが、質疑応答の中での共感「自分もそうだった」や発見「こういう考えもあるんだ」の瞬間がとても多く、有意義なこと極まりないです!←日本語
興味のある指導者/指導者を目指すハンドボーラーの皆さん、選手キャリアの平凡な僕でも楽しめているのでハードルは高くないですよ!
詳しくは主催者升澤さんのツイートをチェック✔
今日のテーマはそのウェビナーで話題にあがったことについて書きます。
多くのリーダーが陥るであろう悩み。それは…
これまで部活等のチーム活動でリーダーを務めてきた、あるいは今現在リーダーを務めている方は多いと思います。
リーダーは非常に悩みの多い仕事ですが、ほとんどのリーダー(特に、学生時代のリーダー経験がある人)が共通して抱えたであろう悩み、それは
自分は引っ張ろうとしているのに、周りがついてこない
ではないでしょうか?
高い目標を掲げて懸命に頑張っているのに、なかなかメンバーとの温度差が埋まらない。そしてもっと強く引っ張ろうとして、つい強引になってしまいメンバーの反感を買う。次第にリーダーが孤立していき、自分のやり方がまずかったのだろうかと自己嫌悪に陥る・・・そんな経験をされた方はきっと多いのではないかと思います。
なぜそのようなことが起こってしまったのでしょうか?
そして、どのようにすれば防ぐことができたのでしょうか?
答えはイチローが知っている
その悩みに対する答えについて、イチローが語っています。
核心を突いた発言を抜粋します。
もっと大事なのは、何かを感じようとする人間がいるかどうかなんですよね。優秀なリーダーがいても、それを見て何かを感じる人間が周りにいなかったら、何にもならないですよ、チームとして。
この「何かを感じようとする人間」がチームにとって非常に重要な存在です。ビジネス用語では「フォロワー」と呼び、フォロワーの発揮する力を「フォロワーシップ」と呼びます。
「いやいや、そういう人が出てこないから困っているんだよ!」
「そう簡単にフォロワーシップを発揮してくれるとは思えない」
という声が聞こえてきます。
確かに、温度差のあるチームメンバー全体をいきなりフォロワーシップガンガンにするのは無理があります。
そこで、手っ取り早くフォロワーシップを発揮してもらう方法を提案します。
それは
リーダーの行動に対して、真っ先に意図を理解し、賛同し、周りのメンバーを巻き込もうとするアクションをとってくれるサブリーダーを2人つくる
です。チーム全員にフォロワーシップは期待できなくとも、サブリーダーに最初にリーダーを助けてくれる「1,2人目のフォロワー」となってもらうのです。
よく形骸化しがちな副リーダーの役職ですが、実は一番大事な存在なんじゃないかと自分は考えています。
いかがでしょう、これなら実現可能性が高いとは思いませんか?
そしてフォロワーシップを身につけたサブリーダーの存在は、リーダーの一番の相談役として、方向性を間違った時に真っ先に修正してくれる頼もしい仲間となるはずです。
その話に関連する有名な動画があるので、こちらもぜひご覧ください。
就活で大量発生するといわれる体育会副部長とサークル副会長は、これをマスターしてアピールすればかなり強いと思うんだけどなあ…
自分は大学時代、チームの監督からこの「フォロワーシップ」という言葉を聞くまで、「フォロワー=SNS用語」程度にしか思っていませんでした。
しかし、この意味を知って以降「自分はフォロワーシップを発揮するんだ」という意識を持って4年間の部活動を過ごすことができたんじゃないかと思っています(元々生意気なタチなんで足を引っ張っていただけかもしれませんが…)。
現在指導するチームでも「キャプテンが何かを言ったときに、真っ先にリアクションをし、協力する人がいるかどうかが大事なんだ」と事あるごとに伝えてはいますが、まだまだ浸透はしていません。
幸いなことに新チームの副キャプテンは決まっていないので、「副キャプテンが一番大事だ」ということをしっかり伝えようと思います。自分の話を聞いていた他の部員が”何かを感じよう”としてくれていたら嬉しいな…
リーダーの人はフォロワーをつくり、
メンバーの人はフォロワーシップを発揮しましょう!
本日のおまけ
5月18日はサッカー日本代表大迫勇也選手の誕生日です。
「大迫半端ないって!!」は有名ですが、死力を尽くして戦った相手チームの選手を素直に褒めることができる滝川第二もとても良いチームですよね。(Yotubeで検索すると「大迫半端ないって フルバージョン」ってタイトルで出てきます。MVかよ!笑)
2022年カタールW杯でも半端ない大迫選手を見たいですね!
今日も長々と書いてしまった…
たまには省エネ投稿もしないとですね(笑)
本日も読んでくださありがとうございました!
2020/05/18 伊藤陽一郎
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