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投稿2回目
おはようございます。
なぜ「おはよう」なのかはこちらをご覧ください。
早速2回目の投稿を。
一昨日の5月14日、新型ウイルスによる緊急事態宣言を39県を対象に解除との発表があり、昨日は心なしか街が活気を取り戻しつつあるように見受けられました。
特定警戒都道府県はまだ自粛要請が持続されていますが、それでも解除された地域があることを知るだけで、後もう一踏ん張りと僅かな希望を抱くことができて少し心が軽くなります。
ですが終息宣言ではありません。
むしろ、再び感染拡大の危険性を多いに孕む言わば、一か八かの大勝負の賭けで、喜び浮かれることが起きたわけではありません。
ワクチンも処方薬も完成していない中、私達は自身の抗体や抵抗力、予防の徹底、運の力に賭けるしかない状況であることに変わりはないのです。
それでも解除し緩和させるのは、感染死よりも経済不況の犠牲による死者が増える可能性が高くなるからです。
事実、解除がなされた地域でも、一部「三密」の要素が高い業種は解除を見送られています。
完全に感染拡大の前の日常に戻ることはまだまだ先のこと…
いえ、戻れないと言っても過言ではありません。
新たな日常を受け入れざるを得ない日々が待ち受けているでしょう。
その1つに昨日15日、公益社団法人『全国公立文化施設協会』が一昨日公開された「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」が波紋を呼んでいます。
表現上困難な場合を除き原則としてマスク着用を求めるとともに、出演者間で十分な間隔をとるようにしてください。
この『マスク着用』が大きく取り上げられてしまっているのです。
出演者がマスクを着用したまま演技をするのは、演者の体力の消耗は勿論、作品の設定、演出さえ損なってしまうことですから騒がれるのは当然です。
ただ、よくご覧ください。
「表現上困難な場合を除き」と記されています。
つまり、「表現に支障を来す場合はマスクを着用しなくても良い」ということなのです。
条件が記載され、あくまで
【ガイドライン】=【政府や団体が指導方針として示す大まかな指針。指導目標。】
なのです。
「マスク着用」の言葉だけが一人歩きして、尾ひれがつき、まことしやかに囁かれ拡散してゆく…
これでは情報に惑わされるのも無理はないのかもしれませんね。
このガイドラインはあくまで公益社団法人『全国公立文化施設協会』が発表したものでこの団体は、全国の国公立文化施設の連携の下、地域文化の振興とわが国の文化芸術の発展に寄与することを目的に各種事業を行っていらっしゃいます。
つまり、
国及び地方公共団体等により設置された全国の劇場・音楽堂等の文化施設におけるガイドライン
ということになります。
又、このガイドラインの第2項の【本ガイドラインの位置づけ】の最後に、
ガイドラインの内容は、必要に応じて適宜改訂を行うものとする
と記されています。
つまり、
時事により変化してゆけるガイドラインで、感染防止、抑止を施設側が徹底する為に作成されたものです。
これは、劇場を運営する側の責任上の当然の対策だと思います。
そしてこのガイドラインにより劇場を所有、管理する団体と、上演する団体が全く別の組織であることがより明確になります。
エンターテイメントを提供する団体が劇場を所有している団体は極僅かであることがよくわかりますね。
これからは、特にエンターテイメントの分野であらゆる課題、問題が突き付けられる厳しい状況が更に待ち受けています。
その中で、この苦境をどう切り抜けるのか。
新たな日常を受け入れ、新しいエンターテイメントに変化をしてゆくことは不可避であっても、舞台芸術を始め、エンターテイメントの存在意義が変わることはあり得ません。
あってはならない。
だから私達は歩みを止められないのです。
歩む先には必ず扉がある。
その扉を開いて道を切り拓く為に今、為すべきことは…
自分が納得できること
確信を得られること
そこに目を向けよう
真実はそこにあるから。
Y.I.Personal🌱
舞台芸術基礎力向上教室
石倉 康子
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