筋トレ指導には価値がなくなりつつあるパーソナルトレーニング

大阪市北区・中崎町の Suitableパーソナルトレーニングジム の朝山です。

今日は、「パーソナルトレーニングの価値」というテーマで少しお話ししたいと思います。

この記事は、同業者のトレーナーの方はもちろん、

・パーソナルトレーニングを受けてみようか悩んでる
・パーソナルトレーニング受けているけどイマイチ効果が出てない
・いや、パーソナルトレーニングって筋トレ教えてくれるやつでしょ

って方でも読んでいただけます。

パーソナルトレーニングと聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか。

「普段はパーソナルトレーナーとして活動しています。」

僕が外でこう答えると、多くの方が、

・筋トレ教えてくれるやつか
・ダイエットするところか

この2つで反応が返ってくる印象です。

あながち間違いでもありません。

ひと昔前までは、筋トレとダイエットの指導ができればパーソナルトレーナーとしてはやっていけたんだと思います。

しかし、インターネットやSNSがこれだけ発達した今、筋トレのフォームやテクニックなどはYouTubeなどでめちゃくちゃ丁寧に解説してくれています。
筋トレ指導一本でやってきたトレーナーからすれば商売上がったりです。

ダイエットに関しても、いろんな方法が次々と考案され、書籍が出版され、ニュースやコラムで特集もされ…と選びきれない量の情報が出回っています。

※もちろん、筋トレ指導も需要はあります。
　以前に比べると・・・という意味です。



では、パーソナルトレーニングにはどのような価値が残されているでしょうか。逆に言えば、どのような価値を新たに作ることができるでしょうか。

まず、最近の流れとして重要なキーワードは「コンディショニング」です。

私自身は、筋トレのフォーム指導に需要がなくなりつつあると感じています。理由は先にも述べたように、間違った情報ももちろんですが、正しい情報も出回っています。

しかし、私はただ単にトレーニングのフォーム指導をするパーソナルトレーニングの需要がなくなっているだけで、パーソナルトレーニング自体にはまだまだ価値は残っていると思います。

健康になるために、トレーニングを始めたはずなのに、怪我をしてしまった。では本末転倒です。
自分の足で生涯歩こうと思って始めたのにトレーニングで膝を痛めてしまっては話にならないですよね。

ここで必要になってくるのがコンディショニングです。
治療はすでに痛みがあるところに対して処置を行うものですが、コンディショニングは体の歪みや左右差などを整え、痛みが出ないように予防しておこうというようなものです。

従来のトレーニングの指導に加えて、このコンディショニングを行うことで、怪我を予防しながらのカラダ作りが可能となります。

しかし、このコンディショニングを正確に行うとなると、正確な知識が必要です。トレーニングにももちろん知識は必要になりますが、経験だけで指導しているトレーナーもたくさんいます。

しかし、このコンディショニングに関しては、自身の経験というものがほとんど役に立ちません。腰痛・膝痛・肩こりに始まる各症状を全て経験している人はおそらくいないと思います。

だからこそ、解剖学や生理学を始めとするトレーナーの知識レベルが高く要求されます。

聞いたこともないような症状や、テキストで勉強したものと異なる症状を訴えるいろんな人が存在します。

そういったお客様がトレーニングをしたいと思ってきてくれることもあるわけですから、現場で瞬時に優先事項を決定できる素早い判断がトレーナーには求められます。

少子高齢化に伴い、転倒予防やアンチエイジングをテーマとしたトレーニングの需要もさらに高まってくるでしょう。

筋肉を大きくするトレーニング指導だけでなく、誰もが安全に効果的なトレーニングを行うことができるようにサポートをすることに、今後はパーソナルトレーニングの価値がついていくのではないでしょうか。

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