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【読書メモ】強みを生かすStrength Finder 2.0の結果と感想

同じ組織での新しい職場に着任して2か月近く経ちました。チーム編成が変わるタイミングでチームリードの提案でGallupのStrength Finder 2.0をチーム全員で受けました。

GallupのStrengthsFinder 2.0は、個々の独自の強みや才能を特定し理解するためのアセスメントツールです。Gallupは、世界的に有名な調査・分析企業であり、StrengthsFinder 2.0は、ポジティブ心理学の原則に基づき、Gallupの科学者による幅広い研究に基づいて開発されました。

このアセスメントは、34の異なるテーマまたは「強み」にわたる個々の自然な才能や好みを明らかにするための一連の質問で構成されています。これらの強みは、実行、影響力、関係構築、戦略的思考の4つのドメインに分類されています。

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今回は自分のStrength Finderの結果を紹介し、感想を述べたいと思います。なお、特定のサービスをおすすめする意図はありません。

1.Strength Finder 2.0の結果

やり方としてはDiscover Your CliftonStrengthsの本を購入し、最後にある袋とじに記載されているコードをGallupのサイトで入力することで、Strength Finder 2.0にアクセスできます。自分の強みに関する100問程の質問に答えることで自分の強みが何かを示すレポートが送られます。質問としては、2つのスキル・バリューがあり(例えば、「仕事は目標を立ててこなしていくのが得意である」と「仕事でクリエイティブなアイディアを提案するのが得意である」)、自分に近いものを選んでいく方式でした。レポート内では自分の強み5つが提示され、強みの説明と次のアクションが提案されます。

強み1:Discipline

「Discipline(規律)」は、自己管理能力が高く、計画性があり、細部に注意を払いながら目標に向かって着実に進む能力を表します。この強みを持つ人は、日常的なルーチンやスケジュールを厳密に管理し、時間を効果的に活用します。彼らは計画を立て、それに忠実に従い、途中で逸脱することなく目標に向かって努力します。また、彼らは自己制御を保ち、他人や外部の要因に左右されず、常に最善の結果を追求します。

Disciplineの持ち主は、リーダーシップの役割を果たし、組織の方向性を明確にし、目標達成に向けて他のメンバーをサポートします。彼らの計画性と責任感は、チームの効率性と生産性を高めるのに役立ちます。また、彼らの自己管理能力は、困難な状況にも対処できるため、さまざまな職場や環境で価値を発揮します。Disciplineの持ち主は、常に目標を追求し、自己制御を活かして成功に向かって進みます。

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自分でも計画を立てて、物事を達成していくのが好きですし、「Atomic Habits」を読んで自分のルーティーンも設定してこなしていくのも好きなので、強みNo.1がDisciplineであることは全く驚きはしませんでした。

ちなみに最近、YoutuberのLavendaireの出しているArtist of Lifeというワークブックも購入し、毎月、毎週毎に目標を立て、毎日の気分やRoutineをできたかも記録しています。Habit Trackerがあり、現在記録しているhabitsは、瞑想、読書、サウナ、水泳、ジョギング、ヨガ、ジャーナリング、語学勉強です。

強み2:Learner 

「Learner(学習欲)」は、常に新しい知識やスキルを習得しようとする強い欲求を表します。この強みを持つ人々は、新しいトピックや分野に興味を持ち、積極的に学びの機会を追求します。彼らは本や記事、オンラインコース、セミナーなど、さまざまな情報源を利用して知識を吸収し、スキルを向上させます。また、他人から学ぶことにも積極的であり、メンターからの指導や他の専門家との議論を通じて成長を促進します。

Learnerの持ち主は、自己啓発に努め、継続的な成長と発展を重視します。彼らは新しい挑戦や機会を歓迎し、失敗や挫折を学びの機会と捉えます。また、自己啓発の努力を惜しまず、常に向上心を持ち続けます。この強みを持つ人々は、絶え間ない学びと成長のプロセスを通じて、自己実現と成功を追求し、自分自身や周囲の人々を鼓舞し、革新的なアイデアや解決策を生み出すことに貢献します。

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この結果にも驚きはありませんでした。実際に語学学習等、スキルアップに努めていますし、オンラインのセミナーや研修に参加することも多いです。4月にはHarvardのHumanitarian Initiativeのコースにも参加する予定です。

強み3:Harmony

「Harmony(調和)」は、他人との協調や調和を大切にする強みです。この強みを持つ人は、対立を避け、人々が共同作業する環境を整えることに優れています。彼らは、対人関係のスキルを活かしてチーム内の調和を促進し、協力的な関係を築きます。また、リーダーシップの場面でも、チームの一体感や結束力を高め、共通の目標に向かって全員が協力するよう導きます。彼らの存在は、組織全体の雰囲気を穏やかにし、円滑なコミュニケーションと効果的なチームワークを促進します。

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この強みも大いに納得で、日本社会で育ったこともあり、職場で特に自分より立場が上の人に対して反対意見を言うのは苦手です。一方、異なる意見を持つ人との間で共通するアイディアや妥協点を見つけられるという強みやチームプレイヤーであるという点は、仕事にも十分生きてくると思っています。

残りの2つの強みは「Focus」と「Arranger」ですが、1のDisciplineと若干似ているので割愛します。

2.感想

結果は予想通りという感じでしたが、1点気になった点として強みに偏りがある点です。最初に記載した通り、Strength Finderでは34の強みが実行、影響力、関係構築、戦略的思考の4つのドメインに分類されています。私の強みの中で5つの内3つが実行に関する強みで、影響力と戦略的思考に関する強みがなかったのです。5つの強みはあくまでトップ5であり、6番目や7番目の強みに影響力と戦略的思考に関する強みが入ってくるのかもしれません。ただ、これはこれからの改善点だと思いました。

改善するといってもどのように影響力と戦略的思考を高めれば良いのでしょうか?もう少し考える必要がありますが、戦略的思考で今考えているのは、仕事でのルーティーン業務を効率的に行い、組織の戦略に関わる業務・クリエイティビティや改善が必要な業務に時間を割くことです。今の立場で組織の戦略に関わる業務は多くありませんが、自分の部局やチーム内で改善を提案できる部分はあります。実際に先週そういった提案をしましたが、結果的に自分の提案が受け入れられなかったという経験をしました。これにめげずに、例えばknowledge managementやinfomation sharingのような小さな改善を提案し、チャンスがあれば組織の生存戦略に関わる仕事ができればなと思っています。

また、結果が出た後、チームメンバーとそれぞれの結果を共有しました。そこで分かったこととしては東アジア系のバックグラウンドを持つ同僚は「実行」に関わる強みが多く、私の結果と似ている傾向があったということです。これは東アジアの詰め込み式の教育システムや自分より目上の人を敬うという社会規範の影響を受けているのかもしれません。

改善点を述べましたが、そもそもStrength Finderの目的は自分の弱みを知って改善することではなく、自分の強みを知り、伸ばすことです。東アジアの教育では「自分の弱みを改善する」ことに焦点が当たることが多いような印象を受けます。私も「どうやって影響力・戦略的思考を伸ばせるか」と考えるよりも、自分の強みである「実行力・協調力をどう最大限生かすか」という方向にベクトルを向けるべきかもしれませんね。

以上、Strength Finderの結果と感想でした!似たようなテストを受けられた方が居たらぜひ結果と感想を教えてください。

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