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遊戯王GX面白すぎです【82話まで感想】

ガッチャ!!楽しいデュエルだったぜ!!!

ということではい。
令和のこの時代に一人「遊戯王GX」「完全初見視聴」しております。
まじで大好き。

面白すぎて見るのがとまらず、今「82話」まで見たのですが。
・・・82話・・・・・・・

わかります?82話。何が起こったか。
大事件じゃない?そうでもない?
もしかして彼あまり話題になっていない?
いや、それすらも伏線?

とにかく今の精神状態でどうしても続きを見ることができなくなったので吐き出させてください。

三沢大地について

三沢大地について考えます。
私は1話での十代との会話で彼が大好きになりました。

十代「すっげ強いなお前!」
三沢「あぁ」
十代「今年の受験生の中で2番目くらいに強いかもな」
三沢「え?」

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#1「遊戯を継ぐ者」

入学編入試験の首席は三沢。
ですが、十代の入試デュエルを見て実力を認めた三沢は、本当に「十代が1番」として接します。ずっと。
彼は「2番目」と言われたことをいい意味で引きずっていて、最序盤では互いのことを「1番くん」「2番」と呼び合っていたほどです。

私はこの呼び名が大好きでね。。。
これだけで十代と三沢の互いへの尊敬と親しみが詰まっていますよね?
考えすぎとか言うな!!

1-2話は私がこの世で一番大好きな脚本家、武上純希様が書いてくださっているのですが流石のキャラ描写です。。。

まあ、武上様の脚本回で三沢が登場する頻度低すぎてyろはだいぶ悲しいんですけど。メイン構成ってどのくらいシナリオ考えてるの?三沢の運命はどうしてこうなったの?

そもそも三沢ってなぜか登場頻度が低いんですよね。
こんなにメインなのに。強いのに。
「主席」として正統派ライバルにする気配満々で登場したように見えたのに!!

彼が実際に活躍するのはなんと12話が初めてです。
遅い、遅すぎる。
しかも、デュエル相手は十代じゃない。万丈目さんだーです。

なんでだよ。

ラーイエローの三沢は、成績、スポーツ、デュエル、どれも新入学生ではNo1クラスの優等生だ。十代は陽気で屈託のない三沢を好きになる。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#12酸素+水素=H2O(ウォーター)ドラゴン あらすじより抜粋

三沢と十代の友情、ガチで最高なんですよね。
三沢は十代と戦ったこと1度もありませんが、十代を倒すことを目標にデッキを6つも構築してたことが発覚。
防弾チョッキみたいなインナーにデッキをセットして上着の下に着込んでいます。デッキで弾ふせげそう。実はこの二次創作ネタを私は温めています。

あと部屋中に数式の落書きがある。めっちゃ理論派デュエリスト。
十代と正反対なタイプだよね。でも熱血。

三沢は万丈目に勝ってオベリスクブルーへの昇格を認められますが、断ります。

三沢「俺は、オベリスクブルーに入るならばこの学園でナンバーワンになったときと、入学式のときに決めたんです」
三沢「十代、オベリスクブルーに入るのはお前を倒してからだ」
十代「よし、それならいますぐデュエルをやろうぜ。おれもお前と戦いたくてうずうずしてたところさ」
(中略)
十代「こい2番!」
三沢「ああ。いくぞ1番くん!」

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#12酸素+水素=H2O(ウォーター)ドラゴン

1話目の互いの入試デュエルを見てから、三沢も十代も相手のことめちゃくちゃ認めていて友情感じています。
三沢は常に十代と一緒に行動しているタイプではないんですが、二人が相手のことを親友だと思っているのは見ていて分かります。
この絶妙な接触頻度と距離感が心地よい。

まあ、三沢を追ってる身としては出番が少なくてやきもきすることもあるんですけど。
私としては?もっと十代と三沢が一緒に行動してくれてかまわないんですけど?

ずっと待ってた22話

さて、愛する22話です。ありがとう。
ここでついに三沢と十代が戦います。はじめて。
ちゃんと前編後編の2話構成で丁寧に描いてくれる。ありがとう。
ほんと、次回予告みたとき興奮で手汗が凄いことになりましたよ。

学校代表をきめるデュエルに、先生から指名された十代と三沢。
指名されたあと、二人で顔を見合わせて笑いあうところから堪らない。ああ、書きながら涙出てきた。この二人本当に仲良しなんですよ。
授業が終わるまでずっと十代、三沢に笑いかけた表情のままだもん!!

十代「案外早く戦う機会がきたな~」
三沢「ああ。あれから俺は日夜研究を続けている。お前のEヒーローデッキに対抗できる、7番目のデッキを」
(十代、嬉しそうに立ち上がる)
十代「できたのか!?」
三沢「いや。だが、デュエルまでには間に合わせるさ」
十代「楽しみにしてるぜ?」
(ふたりでこぶしをあわせて別れる)

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#21融合封じ!十代VS(バーサス)三沢(前編)

この会話だけで、三沢がいかに十代のことを意識しているか、
十代がどんなに三沢と戦うことを楽しみにしているかわかる。
強いぜ、三沢と十代の友情は。。。。。

十代のために三沢が考えに考えに考え抜いたこの戦いは本当に素晴らしいです。融合封じ、まさに十代必殺です。
そんな戦いに胸を躍らせながら応える十代がまたまぶしすぎますね。
本当このコンビ愛してる。。

十代「ガッチャ!」
三沢「楽しいデュエルだったぜ」
十代「え?……ふふ」
へーい!って言ってハイタッチして握手する二人。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#22ワイルドマン召喚!十代VS(バーサス)三沢(後編)

十代のキメ台詞を引き継ぐ三沢が良すぎる。
これは三沢の特権ですね。

十代「おーい万丈目ぇ~」
三沢「サンダー、なにをやってるんだ」
(三沢を振り返ってえへへと笑う十代)

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#42学園祭デュエル!ブラマジガール乱入

十代と三沢、そして82話

遊戯王GXって、圧倒的に遊城十代という主人公が中心の物語だと思います。
みんなが十代と出会って変わっていく。
十代という男の行く先を見つめたくなる。
そして十代に出会って成長して、なんだか自分のことが好きになるんだと思うんですよね。

GXの主要キャラって、そんな十代の求心力に特に心を持っていかれた人たちですよ。

十代はキャラクターみんなの理解者です。
どんな相手でも受け止め、認めてくれる。
十代って他人に対する理解度がとても高いと思うんですよね。理不尽や悪には怒ったり悲しんだりするけど、それさえもまとめて受け止めてくれる底知れない器を持っている。
どんな戦いでも、その人が自分らしさをもっていたら「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ」と言ってくれるし、相手が自分を見失っていたらそれを訴えてくれる。

三沢に話を戻しますけど。

三沢のこと1番理解してるのは間違いなく十代だと思うんです。
「アイツはああいうやつだよ」とか「アイツらしいぜ」て言う。
そしてもちろん、三沢自身も十代の理解者です。でも、十代の理解者は多すぎて三沢が1番とは到底言えないですね。
でも、「十代らしい」のセリフをわざわざ言う役回り、三沢であることが結構おおいですよ?

薄々考えたことなんですけど、三沢はおそらく「十代に認められた自分」とか「十代のライバルである自分」とかいうポジションにいつのまにか執着してますね。

三沢の頭の良さはたぶん主要キャラの中では1番です(80話段階)
でもその頭のよさって、地頭のことじゃなくて「お勉強できる」「理論的な思考回路」って意味だと思います。
三沢はとても強いです。実力的には、斎王に操られてる状態の万丈目なんかよりよっぽど。
でもそれでも、82話を見るまでは三沢の「認められたいコンプレックス」がそこまで、負けるほど大きいなんて思ってもいなかった。
三沢があんなに強いのに十代だけでなく、万丈目や明日香と比べてどこか実力的に一歩及ばないように感じていたのはなにも登場頻度やデュエルの腕前の問題だけじゃない。よくも悪くも三沢の「根底」が「凡人」だったから。
三沢の思考回路の根底が「認められたい」だったから?

はああああああああああああああああああああああああ????

三沢のこの思考回路、割と初期のほうから狙ってないとは思いますが丁寧に描写されていたように見えます。

あの。。。こんなことされたら初期の熱血三沢を見る目も変わっちゃうんですが。
三沢はかなり賢いですが周りが見えなくなるタイプの熱血漢でもあるので、おそらく自分のそんなコンプレックスにあまり自覚的じゃないでしょう。

「みとめさせてやる」
「俺が一番だ」

みたいなこと自分ではっきり思ってます、三沢は。
十代も似たようなこということありますが、三沢と全然意味合いが違いますよ。そういう考え方に沼ってしまってドツボにはまっていることに気が付けないんです三沢は。

あのね、だから、、、万丈目相手に勝てたのにわざと負けてしまった三沢。
あのとき、最後の瞬間に十代が間に合って
「三沢!!!」
って、呼びかけの先の言葉を十代が投げかけていれば。
三沢が認めてほしい一番の相手は間違いなく十代だから。
十代が認めていることは三沢だってわかってるはずなのに。
十代が一言でも二言でも三沢にガツンと言葉をかけていれば絶対に三沢は万丈目に勝っていた。

どうして
どうして
どうして

私は2期に入ってからの三沢の雑な扱いに、わりと傷ついていました。
だってあいつ、2期で一番最初にしたデュエルがこの82話の万丈目戦だぜ?

これが82話の布石だとしたらあんまりだ。
まあ、布石なんでしょうか。

明日香と万丈目が光の結社にいったときと違うやんこれじゃ。。。。
うげ、あの、三沢の黄色のジャケットの上にホワイトの寮服が降ってきたとき泣いた。泣いたよ私は。

あの寮服を肩にかけて十代を見下ろした三沢の冷たい目。
思わず十代が漏らした三沢の名前の呼びかけ方。

そうじゃないじゃん。
三沢と十代のふたりにあったものっていつだって笑顔だったじゃん。

そうだ。おれはみんなが認めてくれないことが怖かった。
そのなにが悪い。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#82三沢VS万丈目 アサルト・キャノン・ビートル

三沢、誰も悪いなんて一言も言ってない。
十代はそんなこと言わないよ?

82話の前から三沢はずっと焦ってるけど、この予告の十代のセリフが染みる。

三沢、お前は強いぜ!

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#81クイズデュエル!?VSナゾラー・パネル9
次回予告より

まじで、十代はずっと、誰よりも!!!
誰よりも!!!!
三沢の強さを認めている。

そして十代だけじゃない。
みんな三沢が強いことちゃんとわかってるのに。
自分に一番自信がないのは三沢じゃん。

さっき、記事書くために12話見返して驚いたんですけど。

万丈目「うるさい!お前が偶然水属性デッキを選んだために、俺は!!」
三沢「違うな。偶然なんかじゃない」
(中略)
三沢「つまり、デュエルの前からこの勝負は決まっていた

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#12酸素+水素=H2O(ウォーター)ドラゴン

十代「それで、三沢が勝てる見込みはあるのかよ!?」
エド「ないな。いや、たとえ勝てるとしても奴は勝たない」
(中略)
エド「斎王は戦わずして勝ったのさ。斎王にしても、三沢の頭脳は面倒であったはずだ。しかし斎王は三沢の心の弱さを見射抜いていた。放っておけば必ず自滅するとね」

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#82三沢VS万丈目 アサルト・キャノン・ビートル

12話と82話って、両方とも万丈目と三沢の戦いですよ。
こんなに対応してたなんて思わなかった。
結局、この二つの試合はちゃんとした勝敗がついてない。一戦目は万丈目が、二戦目は三沢が、最初からデュエリストとしての土台に立てていなかったのだ。

あーあ。
本当は36-37話の楽しい楽しい三沢っちの恋物語の話とかもしたかったのに82話の話しちゃった。

辛いなー。
万丈目と明日香は光の結社さえ倒せば戻ってくるけども、三沢大丈夫なの?yろは心配で仕方がありません。
またくったなく笑いあう二人が見たいよ。

最後に、82話次回予告の十代のコメントを三沢に送ります。

……三沢……お前ってヤツは……

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
#82三沢VS万丈目 アサルト・キャノン・ビートル
次回予告より


最後まで読んでくださりありがとうございました。
わたしはこの胸の痛みと闘いながら続きを視聴します。

ちなみに、表題のイラストはまだ私が三沢の苦しみを何も知らなかったときにしたラクガキ


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