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『無名』 中国映画 劇場鑑賞記録 ①

遂に! 待ちに待った トニー・レオンと王一博の主演映画が 5月3日に初日を迎えました!!
只今GW中ですが、仕事の合間は映画館通いで忙しいです(笑)
時間がないので、今回は twitter に投稿した鑑賞後のホットな感想を転載することにしました。

本当に見応えある映画です。
ぜひ劇場に足をお運びください!!


※ 現地中国の配信で視聴した感想はこちらです
①②はネタバレ配慮
③はネタバレあり





2024年5月3日 映画館鑑賞1回目 
ヒューマントラストシネマ有楽町 シアター2


『無名』劇場鑑賞第1回目メモ
爆音と大画面に感激です!
全編を埋め尽くすクリアな音の粒。音響に引き込まれて酔いしれました。
配信映像とは異なる箇所3つ(※1)を発見し、細密な背景音で某所の謎が解けたり!
叶先生、というよりも底知れない目の表情演技が唯一無二な 王一博 に、惚れ直しました。


ピンと張った糸からの脱落を許さない張り詰めた時間。心拍数を操られるように鮮明な音響に包まれるアクションが大迫力!弾丸の飛ぶ音に思わず身を避けてしまった。

芳醇な香り高い液体を思わせる自在な演技の トニー・レオン
僅かな登場でこちらの感情を激しく揺さぶってくる ジョウ・シュン


ジャンルレスな映画だと個人的には思っている。どこを切り取っても精緻な構図のなスチールとして成立するような美しい映像。 プロットは言うに及ばず、音も音楽も、それだけ聴いていても楽しめそう。
アートを解する映画好きな方には、きっと気に入っていただける作品だと改めて感じた。

そして 王一博
こんなにも上手かったかと改めて。中でも僅かな動きだけで瞬時に変化していく目の表情。何かを映すようでいながら簡単に読み取ることを拒む瞳にゾクゾクさせられる。彼のお芝居の真骨頂といえるだろう。
初めて ワン・イーボー に接する方には先入観なしで演技に注目して頂きたい。

南京政府と重慶政府、共産党に日本軍。
昨年の配信から今回の上映までの間にドラマ #追风者 があったことでこの時代の理解が少し深まっていたため、以前よりも把握がスムーズだった。

『理想照耀中国』 の《选择》は更に時代は遡る。
映像作品で歴史のお勉強。

(※1)3か所の内1か所は勘違いだったので、配信版と違うのは多分、合計2か所




2024年5月4日 映画館鑑賞2回目
ヒューマントラストシネマ渋谷 odessa シアター1


劇場2回目は渋谷odessaで。初っ端のunplugged(※1)さんロゴから音に包まれる臨場感を実感! サイドからの音や台詞も聞きやすかったです。

そして左腕を吊って階段を上がってくる叶先生のカッコよさよ‼️
配置図から新主任執務室へレクイエムの流れが最高に最高! ゾクゾクする大好きなパート。

ラストのお寺のシーンやはり大好き。
重苦しかった空気を吹き払っていく優しい風を感じることができる。

今日も新たに配信と違う音楽のパートを発見(※2)した。

直截的な非情さ、血しぶき飛ぶシーンは数あれど、わたしがある意味一番残酷だと感じるのは香港の食堂。
叶先生の心はもちろん哀悼の意だろう。だがそれとは別の次元で、この映画が描く時代の悲哀、複雑さをここに見てしまう。飛び出す海老、それを喰らうのは誰の、何のメタファーか…


(※1)『無名』の配給会社さん。 顧客目線のプロモーションが至れり尽くせり。素晴らしいご対応に感謝!

(※2)まだ検証できていない(汗)言葉や情景と違って劇伴の違いは確証持ちにくい…






今回は省エネな投稿で失礼しました~。
まだまだ『無名』観に行く予定です!!

とにかく音と音楽、映像美が素晴らしいので、劇場での鑑賞がおススメです。

では、またお会いしましょう。

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