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読書記録『みんなのフィードバック大全』


こんにちは。
今日は、SNSで話題になっていた三村真宗さんの著書、
『みんなのフィードバック大全』を読みました!本書の内容をざっくり紹介&参考になった点を紹介したいと思います。

著者である三村さんは、出張・経費管理システムを提供する(株)コンカーの社長です。
同社のサービスは8年連続トップシェアを維持。会社として急成長を続けるだけでなく、働き甲斐のある会社ランキング6年連続1位に選ばれています。会社の成長と働き甲斐の両方を実現するには、本書のテーマとなっている「フィードバック」が大切なのだとか。

この本だけで、三村さんの素敵なお人柄や、コンカーは素敵な文化が根付いた組織なんだな~というのが伝わってきました…!(三村さんのファンになりました)

本書の要旨

  • フィードバックには、相手を褒める「ポジティブフィードバック」と相手に改善を求める「ギャップフィードバック」の2種類がある。どちらのフィードバックも適切なマインド、適切な場所、適切な手段で行う必要がある。

  • ギャップフィードバックは、その深刻度によっても取るべき対応が異なる。

  • フィードバックを受ける側も、受け止める技術である「コーチャビリティ」を身に付けていく必要がある。コーチャビリティは、他者からの助言を聞き入れ、自己成長につなげられる能力のこと。

  • 事業成長のためには、働きがいを高めることが大事。そして働きがいを高めるうえでは、フィードバックを浸透させることが重要である。フィードバックを浸透させるためには、会社としての組織風土を醸成しながら、具体的なしくみ作りをしていく必要がある。
    フィードバックをしても大丈夫なんだという安心感を醸成するなど。

  • 会社の文化にマッチした人材を採用するという視点も持つ。

個人レベルでのフィードバック、コーチャビリティの高め方はもちろん、
組織マネジメントのことなども事例を交えながら詳細に書かれています。

感じたこと

ポジティブフィードバックはしまくる、されたらありがたく受け止める

いいなあと思ったことは積極的にポジティブフィードバックしまくろうと思いました。できる限り具体的に褒めたり、感謝したいと思います。
「ありがとう」って言うのにお金はかかりませんしね。
あと、褒められたら謙遜せずに、ありがたく受け止めます。
ちょっと気恥ずかしい時は、
「○○さんにそう言ってもらえて嬉しいです、ありがとうございます!」
と言います。”あなた”に褒められた事実が嬉しいということを全面に出します(だって本当だもの)。

受け止める側のスキルも大事

フィードバックというと、する側ばかりに焦点が当てられがちですが、本書では受け止める技術である「コーチャビリティ」についても書かれていたのが印象的でした。

改善してほしいことはポジティブな表現に置き換えてみる

本書では、「問題行動のある相手が、いい行動をしたらポジティブフィードバックをして、改善させてみよう。ポジティブフィードバックでも改善につなげることができる」とありました。相手も悪い気分にならないし、言う方もストレスにならないし良さそうだなと思いました。

信頼関係を築くことの大切さ

お互いが気持ちよくフィードバックをし合える関係になるためには、信頼関係が必要なのかなと思いました(実は私も過去に「この人に言われてもな~」と思ったことがあります…)。

ちなみに本書コラムで、コンカー社員の天野さんが「仕事はめちゃくちゃ頑張る、自分の業務を全うして周りとの関係を構築しながら発言する」とあったのが、素敵だなあと思いました。お互いがリスペクトし合える関係になるためにも、めちゃくちゃ頑張るの大事ですよね。私も見習います…!

相手への思いやりの気持ちが大切

本書を読んで一番強く感じたのは、三村さんの社員さんに対する姿勢や経営に対する思いです。
社員さんのことを心から考えて、
「どうしたら気持ちよく一緒に仕事ができるのか」
「どうすれば会社がよくなるのか」
真剣に考えているんだなというのがめちゃくちゃ伝わりました。
だからこそ会社にいい組織文化が根付くし、社員さんのモチベーションも高いんだろうなと。

コミュニケーション能力を上げたい個人はもちろん、管理職、経営層、あるいは企業支援に関わる人など…幅広い人に参考になりそうな本だなと思いました。早速、誰かにお勧めしよう…!

またあとでじっくり読み返したいと思います。

それでは失礼いたします。

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