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肺炎球菌と

 ここ数年、CMなどで 65歳を過ぎたら
 
肺炎球菌ワクチン💉を摂取しましょうと よく告知されているのを見ます。

 なぜでしょうか

まず 肺炎球菌感染症とは肺炎球菌という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。 主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。

 子供が肺炎球菌を保有している場合が多いことがわかります。
 ということは 常にそこら辺に蔓延っている菌ということがわかります。
 この肺炎球菌は 肺炎の主な原因と言われている細菌です。 鼻やノドの奥につきやすい菌🦠です。 感染経路は くしゃみなどの 飛沫感染となっています。
 
 基本的には 肺炎にかかりやすいのは 
体力や抵抗力が下がったときに発症します。
 よって 高齢になればなるほど体力や抵抗力は落ちてきますので かかりやすいのですね。
 また、糖尿病、心疾患、呼吸器疾患などの基礎疾患があると かかりやすいと記されいます。
 
 高齢者の場合
 風邪やインフルエンザなどで免疫や体力が下がっている時に合併症として併発する場合や、誤嚥(ごえん=唾液や食べ物が気管に入ること)によって肺炎にかかることが多いとのこと。
 高齢者は熱がでなくても気分が悪い だけで
肺炎だった場合があるので 注意👀⚠️が必要です。

 次に 風邪と肺炎の違いは?
 肺炎は風邪の症状と一緒にしがちですが
 大きく違うところが あります。

 肺炎は 細菌やウイルスなどの病原体が、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺胞に感染して炎症を起こします。このガス交換に障害が生じると、息切れ、黄色~緑色や鉄さび色のたん、38度以上の高熱などの症状が長く続き、一般的なかぜよりも症状が重くなります。
風邪の症状に加えて
 全身のだるさ、息切れ、胸にするどい痛み、顔や唇が紫色になる などが特徴です。
 気づきにくい症状もあり、風邪かと思ったら実は肺炎だったという事がよくあるため 早めの医師への受診が大切になっていきます。

肺炎で亡くなる方の大部分を占めている原因菌 肺炎球菌
年間でも 7万人以上の方が亡くなられています。

 私も一度 肺炎にかかりました。 はじめは風邪だと思い、市販薬を飲んで 医者には行きませんでした。 どんどん 身体がだるく、熱も40℃以上の熱が出てきました。それでも 熱冷まし、鎮痛薬を飲み 熱が一時的に下がったので出勤しました。 まもなく足が震えて立っていられなくなり、熱を計ると41℃以上になっていました。すぐに病院へ行くと 肺炎で肺に水も溜まっていて、緊急入浴になりました。
 熱が下がるまで ずっと頭が痛く、生きている心地がしませんでした。
 また1日 5、6回 大量の寝汗をかくのでその度に動かない身体を無理矢理 動かし、寒気とたたかいながら着替えました。

 これが若いときだったから なんとか耐えられましたが、 子供や高齢者がこの状況になったら
亡くなるのも納得がいってしまうほど 苦しかったです。

 肺炎球菌による肺炎には 65歳以上の方と基礎疾患がある方のワクチン接種、接種を望まない方でも、風邪をこじらせた時は「風邪は万病のもと」ともいいますので早めの医師への受診が必要だと思います。まずは、日頃からうがい、手洗い、マスクの着用といった基本的な感染対策をしっかり行うことが大切になってきますね。

肺炎球菌のワクチン💉は 何回打てばよいのか?

 推奨されているのが2回接種です。

 肺炎球菌ワクチンの予防効果の指標は抗体価だけではありませんが、初回接種から4〜7年たつと抗体価が大きく下がってしまうことが分かっているため、5年後に2回目の接種をすることが推奨されています。

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