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SIerにAI (LLM)の実証実験をしましょう!と言われて気になった時に理解しておくべきこと
日本はシステムインテグレーター天国ですので、新しい技術が登場すると、その技術をネタにして、「実証実験(Proof of Concept、PoC)しましょう!」と営業かけてくるケースがすくなくありません。
数年前なら、VRとかメタバースなどがWeb 3の波の中でやってきましたが(Web 3ってほぼ耳にしなくなりましたねw)、よく売り込みされたモノです。
生成AI、LLM、chatGPT あたりが現在の技術キーワード
chatGPTの衝撃以降、このあたりの営業、ここ半年でかなり増えてきたと思います。システムインテグレーターとしては、当然新しい飯の種。もちろん、猛烈に実証実験をプッシュしてきます。
実証実験するなら、Copilot for Microsoft 365のテスト導入を(も)考慮する
予算に余裕あるなら実証実施してもいいのですけどね。多くの実証事件は「どのように活用し成果があるのか?」を想像するところからはじめますよね。ウラを返すと成果がでない可能性も多々あります(というか、実証実験から本格稼働に移行したケースって、AIに限らずあまりきいたことないですよねw)。
その予算あるなら、Copilot for Microsoft 365を一部の社員に導入しておきましょう。Microsoft 365利用が大前提になってしまいますが、普段から、文章書いたり、プレゼンテーション資料作ったりしている方々だけに導入するのをオススメです。というのも効果が計測しやすいから。
正直、Copilot for Microsoft 365は決して安い金額ではなく、年間1人あたり6万円弱。社員全員導入となると躊躇してしまうでしょう。だからこその実証実験。限られた社員に配布するだけで、生成AIの実証実験になります。
システムインテグレーターが、Copilot for Microsoft 365の実証実験を薦めてこない理由
理由はシンプル、かつ2点。1点目は、(そんなに)儲からないから。もうひとつは、システムインテグレーター自身で使ってないから。要は自身がメリットを体験していないケースが多いのです。
ウラを返すと、Copilot for Microsoft 365を導入して利用経験のあるシステムインテグレーターなら、それなりに信用できる可能性もあります。
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