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メディアが言わない(言えない)キャッシュレス決済のメリットは関係者の現金着服

【キャッシュレス】手数料に飲食店が悲鳴…「もう一店舗出せちゃう」「最終的には価格転嫁するしかない」|ABEMA的ニュースショー (youtube.com)

話題になる手数料問題

高いと3%台の手数料。月商1,000万円なら30万円が手数料に消える計算。小さくない金額というのは理解できます。

キャッシュレス決済は、どんな価値を売上3%分提供できるのでしょうか?

海外では偽札問題などもありキャッシュレス導入が進んでいるケースもありますが、日本では、偽札問題はあまり聞かないですね。では、日本ではどんなメリットがあるのでしょうか?

レジ締めの省労力化

レジ締め(売上金額とレジの現金の整合性確認)は結構な作業です。集計があわなければ、現金の再計算など間違い探しをします。その時間を時給に換算していますか?
「完全キャッシュレスにしなければ、結局レジ締めはするわけだから、キャッシュレス導入したってかわわらないじゃないか!」とか言われそうですね。
現金で決済した回数が減れば、おつり間違いなど、集計不整合の可能性が減ります。その日、10回おつりを渡した場合と1000回おつりを現金で渡した場合を比較すれば、1000回の方が集計不整合の可能性は高くなるのは容易に想像できるはずです。できる限り現金を扱う機会を減らすことがレジ締めコストの低減になるのです。

関係者の現金着服機会阻止

店員がレジの現金を触る機会は、場合よっては着服の機会になります。「うちのスタッフはみんな良い人でレジから現金盗むやつなんていない!」と思っているオーナーもおられると思いますが、普段は良い人でも借金があったりして切羽詰まっていると思いも寄らぬ行動をする人もいます。
〇〇さんがシフトにはいっている時にかぎってレジ締めが合わないなどということがおこっても、〇〇さんを信用し続けられるか?というと疑いだすオーナーさんもいらっしゃるはずです。その疑いが人間関係をややこしくする場合もあります。
そして、この問題はなかなか語られません。おおやけにしにくい問題ですが、どの店舗でも頻繁に発生していると思われます。

この保険料とレジ締めコスト低減を考慮すれば、決して高い手数料に思えなくなる場合もあるはずです。

(今回はふれませんが、屋台などで現金を触った手(手袋装着も含め)で、そのまま食品を扱われると、衛生的には思えないというのも、現金のデメリットとしてあげられます。)

どうしてもキャッシュ決済手数料がきになるのであれば

キャッシュレス決済をやめてみるのも悪い選択ではありません。その上で、キャッシュレス決済のメリット・デメリットを考慮し、キャッシュレス決済にメリットがあれば、再度、キャッシュレス決済を導入すればよいのです。


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