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Street Viewで地域を研究しましょう(2)

対象地域

いよいよ、本格的に開講します。
ストリートビューで帰省した気になれるんなら、現地調査も出来るはずでしょう。

まずは、神奈川県真鶴町、茨城県利根町、そして千葉県市原市の三地域に、オンライン現調に行きます。
起点は、その地域の駅です。公共交通機関が、人の動線を作りますので。
実は、利根町は域内に鉄道の駅がありません。それはこの町の個性でもあるわけです。隣県千葉の布佐駅が起点になります。

各地域の公式サイトが以下です。大まかに地域の概要を把握しておいてください。どこにあって、どのくらいの大きさで、どういう地域なのですか?

真鶴町

利根町

市原市

以降、方法を提起しながら進めます。

課題の提起

ある地域をテーマに、研究し、成果をコンテンツに纏めて行くという課題を目指します。

現地調査の代わりに、ストリートビューを使うだけで、基本的には、地域分析から始まり、仮説を立てて現地調査を行い、仮説の検証に基づいて、地域理解をしていくプロセスは変わりません。

以下、ゴールと大まかな流れを示します。

目標は、その地域の特性、その地域ならではの個性を見つけ出し、その地域を外から見た目でプロモーションしていくためのコンテンツ制作を行うことです。
いわゆる「コンテンツマーケティング」のための素材づくりです。

単にその地域の特産や名物、祭事や目立つものなど、住民の目から見た特徴などをコンテンツ化することではなく、非居住者から見た、地域特性の抽出が内容です。

大きく2つの作業を行います。

①コアコンピタンスの策定
まず、その地域が有している個性であって、他の地域が持っていないもの、いわば地域の「コアコンピタンス」を明らかにすることを行います。
このためには、地域の客観データを元に、例えば競合地域との「ベンチマーキング」を行います。

その上で、

②コンテンツ項目の抽出
その地域を特徴づけるための要素を決定して、コンテンツ化していくための枠組みを作ります。
その上で、実際に、コンテンツ制作も行う予定です。

現地調査は、①と②の過程で行います。

①では、地域特性を明らかにするための、仮説の検証のために行い、②では、特に詳細なコンテンツ制作のための取材を含めた調査になります。

今回は、ストリートビューを使いますので、現地調査としては潤沢に行えます。
そこで、まず準備段階として、⓪地域イメージを把握するという目標で、予備調査を行います。

以下の3プロセスを、ストリートビューで行うことになります。
 ⓪予備調査(地域イメージの把握)
 ①地域特性調査(仮説検証)
 ②詳細な取材(コンテンツ制作)

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