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バーチャル Field work@美波町

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オンラインを使って、徳島県海部郡美波町にフィールドワークに行っています。その成果として、美波町に纏わるコンテンツを作成することにしました。各チームの成果を残しておきます。
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2021年8月の記事一覧

オンラインでのフィールドワーク(可能性と限界)

背景 2020年からの世界的なある事情で、集まる、移動するといった営みが、原則できなくなった。これは既存の様々な経済活動には大きな打撃だが、幸いなことに、オンラインという手段を21世紀の人類は有しており、思いがけずにリモートワークが一般化をして行った。おそらく数十年以上もかかるであろう、地球規模でのデジタル化、オンライン化への移行が、高々1年で行われてしまったのである。これは、人類史に確実に残ることであろう。感染症が、ではなく、デジタルへの移行が、である。  教育もその例外

田舎の差別化

はじめに 私は今学期、オンライン上で徳島県の美波町と、千葉県市原市との交流をもった。それぞれ場所も文化も規模も異なる町である。しかし第三者である私からみると「田舎」という言葉で一括りしてしまいそうになる。そこで、「美波町と市原市の比較(加茂地区)」というグループのテーマのもと、それぞれの特徴や魅力を見出しながら、一学生のツボに刺さった事柄についてまとめたい。 グループでの研究から グループの研究では「働く環境」について調査したのだが、まず私は、首都圏の大学に通う学生の大

美波町の活性化へ向けて

はじめに グループ内において美波町における古民家について調べた。ストリートビューにおいて美波町の街並みを覗いたが、そこには多くの古民家が残っていた。その街並みはとても古めかしく、趣があった。しかしその多くは使われていない空き家であり、栄えているとはとても言い難いような街並みであった。そのため、観光客が寄っていくような飲食店や泊まるための宿などがあれば、さらに観光客が増えると仮定した。そうなるための手段としてどのようなものがあるのかを、以下で見ていく。 美波町の人口変化 美波

田舎の活性化〜千葉の市原市・徳島の美波町〜

はじめに関東の某大学のゼミで徳島県の美波町と千葉県市原市(加茂地区)について学んだ。どちらも田舎ではあるのだが、都心からの距離であったり、それぞれがもつ特徴など異なる。筆者は都会出身、在住で、ただの学生視点ではあるが、現状の違いや、今後どう開発していけばより魅力が伝わるか、考察していきたい。 ゼミのグループの話し合いで見えてきたことゼミのグループでは、首都圏に人が集まる理由について考察した。そこで挙げられたものは、端的に言えば利便性、施設の充実等、就職のしやすさである。特に

美波町を通して学んだこと

1.地方創生ってなんだろう 実は美波町のプロジェクトが始まる前は地方創生は過疎地域の人にしか関係のないことで、”地方創生”に興味のある人が関わるものだという印象があった。地方創生と調べても、曖昧な言葉で結局地方創生の実態はつかめなかった。 少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくことを目指すものです。 北陸財務局HP 地方創生

漁師町美波町のこれからの姿

 美波町は、徳島県南部に位置する太平洋に面した6433人(2019年6月)ほどの小さな町である。少子高齢化が著しく進行している過疎地であるが、町のキャッチフレーズは「にぎやかな過疎の町」田舎に賑やか要素なんてあるのかと半信半疑に思いながらも美波町について学んでいく中で、美波町のここ10年以内の大きな変化として「サテライトオフィス」の存在があることに気付いた。本記事においては、美波町におけるサテライトオフィスの役割や今後のなどについて他の地域と比較しながら述べていきたい。 サ