自然栽培での野菜づくり

野菜づくりのきっかけ

2011年3月11日の東日本大震災、それがきっかけです
当時、わたしは東京に住んでいて、たまたま娘の歯医者のため午後休みをとっていました
その日の夕方起きた大きな揺れ、娘は大きく口を開けていて歯を削る瞬間、息子は中学の卒業遠足で東京ディズニーランドでコーヒーカップに乗り、降りても揺れた、という状態でした
物流・流通が止まったため、コンビニやスーパーからものがなくなり大都市ならではの脆弱性にビビった、それで野菜くらい自分で作っていた方がいい、と思いマンションのベランダで中玉トマトを作り始めました

区民農園を借りる

中玉トマトが確か100個近く取れて気をよくしたので、区民農園を借りてみることにしました
人気があるのでなかなか当たらないよ、と聞いていたのですが、運よく抽選にあたり、自転車で5分くらいのところで3x5m=15平米ほどの畑を耕し始めました
NHKの「野菜の時間」を参考にしながら、ジャガイモ、ナス、ミニトマト、ピーマン、ズッキーニ、落花生など初めて作るいろんな野菜に感動しました
その頃は、自然栽培の存在を知らなかったので、農薬は使わないけれど、有機肥料を買ってパラパラ撒いていました
その菜園は3年契約なのですが、ちょうど富山県の氷見市に移住することになり、次の方にバトンタッチしました

畑付きの一軒家を借りる

氷見で住まいを探す際、庭できれば畑がついている物件がいいなと思っていたところ、ちょっと広い畑のある一軒家をみつかりました
そこで、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリーのベリーコーナー、バラや花のコーナー、残りの真ん中に8畝ほど作って、自然栽培の農家さんから買った苗を植えて本格的に野菜づくりをはじめました
毎朝、出勤前に畑で採れたての野菜を使って朝ごはんを作る、なんて贅沢なんだろう、と大満足でした

自分で家を建てたので畑は借りることに

借りていた一軒家も気に入っていたのですが、冬がとても寒く、リビングで結露もひどく、家具がカビるというのが問題でした
たまたま大好きな湊川沿いに貸地が見つかったこともあり、家を建て引っ越しました
土地も家も小さく、庭を優先して作ったので、野菜を作る場所はほんの少ししか設けられませんでした
そこで、友人に頼んで近所に借りられる畑がないか探してもらい、徒歩5分のところに借りられることになりました
ですが、これがすぐそこなのに、なかなか行けないのです
敷地内に畑があったときはマメに見に行き手入れができたのですが、もっと言えば、東京では自転車でマメに通っていたくせに、それができなくなってしまいました
そして、勤め人から起業したため、まとまった休みがない、バタバタしていて、ちゃんと野菜と向き合えない、そんな日々が続きました

でもやっぱり畑活は楽しい

サボり気味の野菜づくりでしたが、今年は昨年から仕込んだ菌ちゃん農法の畝のおかげで、楽にいい野菜が作れています
もちろん自然栽培です
つい、夢中になってのめり込んでしまう畑活ですが、疲れているときこそ、畑で土に触れ、野菜や植物と会話することで元気になれる気がします
もっと畑に行こう!そう思う今朝の畑活でした

大好きなナスとトマトたち




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