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”十日戎” 商売繁盛を願ってみた⁉

関西を中心に西日本では広く知られている日ですが、東日本ではあまり馴染みのない言葉だそうですね。今回は、この「十日戎」についてご紹介します。

私も今まではニュースを通じて観る程度だったのですが、個人事業主として商売繁盛を願うために参拝してきました。今後は毎年の恒例行事にしていきたいと思います。

十日戎とは?

十日戎とは、漁業の神、商売繁盛の神、五穀豊穣の神として有名な「七福神」の戎(恵比寿)様を祀るお祭りです。

七福神(しちふくじん)とは、福をもたらすとして日本で信仰されている七柱の神である。七柱は一般的には、恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天とされており、それぞれがヒンドゥー教、仏教、道教、神道など様々な背景を持っている。

Wikipediaより

由来

十日戎の由来には諸説あるものの、江戸時代ごろ「豊臣秀吉をひそかに崇めていたこと」から始まったとする逸話が有力です。

当時、徳川家は豊臣氏を支持している人々への弾圧を強めていました。そこで、関西の人々は豊臣秀吉の御神像を「恵比寿様を祀っている」として、「えびす宮」に隠していました。この風習がやがて、十日戎へと発展していったとされています。

期間

一般的に、十日戎は1月9日~11日の3日間です。このうち、9日を宵戎(よいえびす)、10日を本戎(ほんえびす)、11日を残り福といいます。

十日戎の期間についても、さまざまな説が残っていますが「恵比寿様が生まれたのが1月10日なので、その日をお祝いしている」という逸話があります。

十日戎にはなにがあるの?

商売繁盛を願って、神社に参拝するのが十日戎のならわしです。

「三大えびす神社」と呼ばれる有名な神社もあり、期間中はいろいろなイベントでにぎわいます。

「日本三大えびす」に数えられるのは京都ゑびす神社(京都市)、今宮戎神社(大阪市)、そして西宮神社(兵庫県西宮市)という関西の3社です。

中でも、西宮神社の「福男選び」は全国的に知名度のある行事ですね。

1月10日の朝6時に太鼓が打ち鳴らされ、赤門の扉が開きます。そこから、最初に拝殿まで駆け込んだ人を福男に認定。女性が一番乗りだった場合の呼び方は「福女」です。

そのほかにも、縁起物の福笹や熊手をもらい、身につけたり家に飾ることでご利益を願います。

露店もたくさん出ているため、商売繁盛を祝う以外の目的でも多数の人が押しかけています。今年はコロナ禍に関わらず、大勢の人でにぎわっていました。露店でしかあまり見かけないりんご飴が私は大好きです。

この十日戎では枝先に縁起物を飾った福笹や熊手を売り、大変賑わっています。笹自体は無料で配り、笹につける縁起物の飾り(吉兆)を購入し、福娘さんにつけて頂くようです。

「福笹」飾りの由来や飾り方


十日戎を代表する縁起物として「福笹」は欠かせません。

生命力がとても強い笹。その逆境にも負けずに茂る姿が、困難に負けず努力する商売人のあり方に重ねられてきました。また、笹のしなり具合が、恵比寿様の釣り竿に似ているとする話もあります。

これらの理由から十日戎では、縁起がいいものとして福笹の飾りが親しまれてきました。かつては参拝客が笹を持参し、神社で小判や金づちを模した飾りをつけてもらっていました。

しかし、現在は笹ごと購入するのが定番となっています。私も早速福笹を購入しました。くじ引きで「大箕」というもので縁起が良さそうです。

飾り方

基本的に、福笹は自宅の神棚に飾るのが理想的です。神棚を置いていない場合は、目線よりも高く、清潔な場所に飾りましょう。このとき、飾る方角は南向きか東向きに。これらの方角は、お日様の通り道なので縁起がいいとされています。

まとめ

普段何気なくニュースや街で見かける光景も、気になって調べてみると驚きの発見に繋がっていき、好奇心を高めてくれるきっかけになります。

我が家にも早速福笹を飾りましたので今年も家族が健康で楽しく生活できる程度に商売がうまくいくといいなと思っています。


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